5年前に結婚式にはご招待しましたが、その後はなかなかご連絡できず、大変恐縮してしまいました。でも、こうやってご連絡をいただけたことは、私も大変嬉しいです。
ご夫婦共に、いまは帰化され、日本人になられていますが、ご主人は某大手商社のトップに昇進され、ご活躍されております。
1996年の夏、上海で右も左も分からなかったころ、あの懐かしの虹橋空港にもわざわざ迎えに来てくださりました。
本当に初めての中国で、緊張の上海の街をいろいろ教えてくださったこのご夫婦には、非常に感謝しております。今の私があるのも、ある意味そういった人たちの助けがなければ、とても大変だったと思います。私にとっては、実質的に出発点でした。
関空から上海に到着したときの、あの強烈ななんとも言えない街のにおいは今でも思い出すことがありますね。その当時は、いまよりはるかに無愛想な東方航空の客室乗務員に接し、ああ、ついに中国に到着したと。
その後、上海に到着した初めての夜は、当時まだ数少なかったの5★ホテルの新錦江飯店の屋上にあるビュッフェでその奥さんとお食事させていただいたことを鮮明に覚えています。なんと言っても、殆ど言葉ができませんでしたし、イギリス帰りで中国語よりも英語のほうがずっと喋りやすかったときでした。
不安と言えば、正直かなり不安でした。(笑)
そんな私も、今や16年目。上海の街を縦横無尽に走り回るようになり、すっかりとこの街が第2のふるさとになってしまいました。私は、やっぱりこの街が好きで、嫁さんも上海人ということに。
でも、こうやって色々と私を助けてくださった上海での出会いとご恩は、忘れてはいけないと、改めて思うのでした。
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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
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