2011年09月05日

男が原因?女が原因?

 9月4日は東京での日本中医学会の2日目。この日も、いろいろな症例と基礎研究の事例を聞くことができました。詳しいことは、後ほど整理します。

 学会終了後、奈良高校時代のギター・マンドリンクラブの友達に久しぶりに渋谷で再会。なんとも楽しいひとときを過ごせました。高校時代の友達は、思い出が詰まっていて、本当にいいですよね。

 うちの高校は「自主創造」がモットーで、かなり自由にいろいろなことをやらせてもらえました。それでいて、進学校でもあったので、いろいろな分野で、世界中で、卒業生が活躍していて、そうした人たちの風のウワサを耳にするのが楽しい。

 でも気になるのは、まだ結婚していない同級生の女性が少なくないという話。医者や弁護士なども多く、大手メーカーや銀行に就職し、みんなそこそこ出世し、社会的地位も確立しているのに、結婚していないとはなんとも惜しい話。

 税金を国に払って貢献するよりも、そんな優秀な人たちの遺伝子を、後世につなげていって、少子高齢化の対策に寄与することのほうが大切だと思ったりもするのです。お金だけでは絶対解決できないことですからね。

 女性の社会進出が進み、仕事に追われ、結婚や家庭よりももっと魅力的なものに取り付かれてしまっているのかもしれませんが、能力ある人たちが結婚できて子供を作れる社会を形成してこなかった国の仕組みにも絶対問題があるように思います。

 恋することや結婚することは、ある意味「情熱の継続」が大切だとも思います。

 20代前半で恋することができて、それが仮に相手が変わっても継続し続けることが可能で、その分野の頭を活性化させ、結婚にもっていけるようにしておかないと、空白期間を作ってしまったら、勘も鈍るだろうし、情熱そのものが脳裏から消え去ってしまうようにも思います。

 日頃、中医クリニックで高齢出産や、高齢が原因と見られる不妊症治療のカップルを診察していますが、過ぎゆく時間の早さと、それに気付かずに後悔してしまう人たちが少なくなく、なんとも残念な限りです。

 そういった意味では、世の中の男性も、女性に家事などを任せっきりにせず、いくら忙しくても積極的に家のことができないと、そっぽ向かれます。伝統的な家族の考え方が変わってきている昨今の日本だけに、様々な原因で家族形成が難しくなってきているのなら、男性自身も考え方を変える必要があるのでしょうね。

 恋することは面倒でもなんでもなく、人の生活に潤いを与えてくれます。この潤いを忘れてしまってはなんとも寂しく、殺伐な社会になってしまいます。

 そう!風のたよりで、高校時代にあこがれていたあの子もまだ結婚していないということを聞きました。そうなんだ、と。

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 今日はこれから御成門です。
上海エクスプローラーの以前の事務所があった場所でもあり、去年講演したバンキーの健康医学社もこのあたりにあります。そして、本日ご招待されている弁護士事務所もこの御成門。なんともご縁のある場所です。

 午後は、千葉でミニ講演会をするので、今日もきっとたくさんの出会いがあると思います。

 人のつながりも、本当に楽しいですね。

 

 

【データ】この日、夜に入ったお店。日本料理で、魚が美味しかった。紹介してくださったSさん、ありがとう!!しかし、日本は外食産業が安くなったものですね。上海での消費がなんとも馬鹿らしい。

「菜な」渋谷マークシティー店
 渋谷区道玄坂1−12−5 マークシティ ウエスト4階
 電話:03ー5428ー8127
 URL:http://www.byo.co.jp/

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

【連絡】日本出張のため9月2日午後2時から9月12日午前まで休診します。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類