2011年09月06日

少しでもなにかお役に立てれば

 日本(東京)にきて思うこと。

 やっぱりつかれている人たちが少なくないんだなと実感します。私も、東京に来てから連日ホテルに戻るのが遅いのですが、地下鉄などで巡り会う人たちをみて、そして、熟睡している人たちをみて、なんかもっとエネルギーある社会にしなくてはいけないような、そんな雰囲気を感じてしまうのです。

 5日は、御成門にある愛宕グリーンヒルズMORIタワーを訪れ、秘書のかたのお出迎えをうけ、スタッフの方数人と個別にお話。なるほど!という啓発も、私自身にありました。

 しかし、日本の秘書というお仕事はすごいですね。中国でも色々な方の秘書にお会いしていましたが、さすがに日本基準の秘書の仕事のやりかたはすごい!と大変勉強になりました。国会議員の秘書というのは、いったいどういう仕事をしているのだろうか?と非常に興味をもってしまったわけです。道理で、政界入りする人が多いわけですね。

 それはともかく、午後は皆さんとお食事し、時間があまりありませんでしたが、楽しいひとときを過ごさせていただきました。ありがとうございました。

 

MORIタワーから東京タワーがよくみえました


 その後、霞ヶ関までタクシーを飛ばし、千代田線から常磐線といういままで乗ったことがない電車の旅を約50分ほど体験し、千葉県松戸市にあるカムクリニックへ。しかし、首都圏というのは本当に広いですね。

 温泉気候物理医学会でもお世話になっている武田先生や高橋先生とのご縁で、今回の訪問が実現しました。

 最近できたばかりのクリニックで、色々な新しい治療の試みをやってみようという中で、中医学や漢方に注目され、今回は付近の住民の方を中心に講演会をというお願いからミニ講演会を1時間ほどやりました。

 ミニ講演会とはいえ、空席一つ無い満員の会場で、お話ができたことは中医学をやっている私としては非常に嬉しく、これからも一般の人たちへの啓蒙活動もがんばりたいと思っています。質疑応答も本当にたくさんいただきました。講師冥利につきます。

 いろいろな試みが行われているカムクリニックですが、中には足湯の施設もあります。足湯は私も上海での治療でいろいろ研究を行っていますが、日本でもこうした施設が増えてくると、今後さらに研究が進みそうで、次の学会発表に向けて、いろいろアイデアを考えています。

 

カムクリニックの入り口で高橋先生と


 身近にあるものが、健康に役立つ!これは、中医学の大原則でもあるのです。

 その後東京に戻り、お昼に講義でお会いできなかった武田院長と東京八重洲富士屋ホテルのレストラン「ウィステリア」で会食。中医・漢方談義に花を咲かせ、気がついたらもう夜11時を過ぎてしまいました。

 こうした西洋医学の先生方との意見交流が、私にとっても非常に大切な知識の肥やしになります。ありがとうございました。

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「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
第1回日本中医学会 学術総会(2)を掲載しました。

【連絡】日本出張のため9月2日午後2時から9月12日午前まで休診します。



大きな木です 日本は緑が豊かですね
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類