2011年12月27日

Apple TVは宝箱

 科学技術の進歩で、我が家からはアルバムはすっかりと姿を消しました。

 しかし私のパソコンの中には、ざっと6万枚を超える写真が入っているのですが、仕事で使うことがあってもそれ以外で見ることはあまりありません。

 だけど、家族の思い出などもあるので、やはり気軽にみるようにしたい。

 そこでいろいろ考えてみました。


 まず一番簡単なのがデジタルフォトフレーム。500元程度の投資でできますが、画面が小さくて画質がわるい。なにより、写真をSDカードに落としてくるのが面倒。実際、SDカードをもって電気屋にいったけど、画像がダメでした。

 となると、やはり液晶テレビか、ということになりあまり大きくない22〜24インチぐらいで画質が比較的私好みのものを捜したら、おお、ありました。このサイズなら、壁掛けにしても威圧感がないし、ちょっとしたプレゼンにも使えます。

 いろいろ物色するとSONYのBRAVIAで24インチかつフルHDのものが中国で売られています。しかも、インターネット回線もついているのとのこと。

 それよりも一番気に入ったのがSONYらしいデザインで、数種類の外枠の色の選択肢もありました。これだったらダイニングに置いてもかっこいいと思い、即購入しました。

 テレビほど人目につく電気製品はないとおもうのだけど、24インチクラスでどうしてもっとかっこいいテレビを他社は作らないのだろうか。他社はみんな黒でパソコンのディスプレみたいで却下でした。

 

 ただ、このBRAVIAも機能面で問題有り。BRAVIAで無線LANのWi-Fi経由でパソコンのデータを落としてこようと思ったら、さらに500元前後のUSB受信機が必要。仕方がなく有線でLANを構築して共有させようにも、なぜかうまくフォルダを検出してくれない。格闘すること数時間で、挫折。SDカードから写真を読み込ませようにも、JPEGでありながら、読み込めない写真もあったりする。

 どうしようかと悩んでいたときに思い立ったのが、Apple TVという代物です。

 中国で発売されていないので、次帰国したときにでも持ち込もうかと思って検索すると、徐家匯の太平洋電脳城の第1期で、第2世代のApple TVが売られていました。値段は800元弱だったと思います。

 Apple TVは技術的には決してものすごくハイレベルなものを使っているわけではないと思います。でも、操作が極めて簡単。これがポイントです。

 HDMIケーブルでテレビと接続し、電源を入れると自宅のWi-Fi経由であっという間にiTunesが入っているパソコンを検出します。

そこで、パソコン側のiTunesとApple TVでApple IDを使ってログインします。iTunes側では「詳細>共有する写真を選択」でローカルフォルダにある掲出したい写真のフォルダを選択するとOK。あっという間に、ダイニングのテレビでもWi-Fiの無線経由でパソコン内の写真が共有できてしまいました。

 遊び心の一杯で、スライドショーのバリエーションは多く、写真のように写真立ての額も登場し、あたかも壁がスクロールしているような錯覚に陥ります。
 

 写真以外にも、iTunesのホームシェアリング機能をつかうと、ipodやiPhoneに入っているお気に入りの音楽もテレビで再生できてしまいます。さらに、動画の再生もできるので、パソコンで編集した動画をダイニングのテレビとすぐにシェアできてしまいます。家族で観賞するのにはもってこいでしょう。

 写真を鑑賞するとき、自分のお気に入りの音楽をBGMにできますし、楽曲を流すときでも、アルバムのジャケットの写真も表示させたりできます。

 こうなると、単なる音楽だけでは物足りなくなるわけで、将来はアルバムといえば、凝った映像もついてくるのが常識になってくるのかもしれません。五感で楽曲を堪能できたら、すばらしいことだと思います。

 また、AirPlayという機能も楽しい。

 Apple TVを経由して、iPhone 4以上のiPhoneやiPad2に保存されている音楽や映像を、まるでリモコンを操るように楽しめます。特に、いま撮影したばかりの写真をパソコンを経由しないですぐに表示できるのは便利です。ミラー機能を使うと、iPadで表示されているウエブサイトも、Apple TVを経由してすぐにテレビ表示が可能です。


 プレゼンなどにも使えますね。


AirPlayでiPhoneの中の写真を再生


 さて、ジョブズのApple TVでのもう一つの目的は、映画のダウンロード。確かに、メンニュー画面には映画タイトルが多数登場。ここで、お金を落とさせるのでしょうね。

 Apple TVにあるフォトストリームの機能も楽しい。これは、iPhoneで撮影した写真が、自動的に同期されて、パソコンやテレビにほぼ瞬時(多少タイムラグがありますが)に登場するというもの。

 Apple TVは本当にいろいろなアイデアが詰まった玉手箱です。

 もう少し研究してみます。

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【連絡】1月1日〜10日まで中医クリニックの拡張移転と正月休暇のため休診させていただきます。移転先は、上海市中山西路1602号(×柳州路)宏匯国際広場B座101室です。また、1月11日に完全移転後、12日から新しい住所でスタート。土曜午後診察もはじまります。土曜日は午後・夜、日曜日は午前・午後週末診察いたします。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2011年12月26日

我が家のクリスマス

 2011年のクリスマスは、我が家にとっても記念すべきクリスマス。

 娘も3歳になって、ついにサンタクロースがやってきました。

 サンタクロースが無事に我が家に来られるように、IKEAにいってクリスマスツリーも準備し、靴下も置いておきました。

 そもそも、クリスマスについてどうもよく分かっていない娘。絵本などで読み聞かせてはいたのですが。

 上海の街に連れて行くと、サンタクロースやトナカイがいて、クリスマスツリーが飾られていることは知っています。

 我が家では、上海人の義母義父をはじめ、妻もサンタクロースが来るこのイベントのことをよく理解していなかったので、まずそのことを説明しなくてはいけません。 

 中国では世代間の差が大きいし、文化的背景の違いもあるのですが、そもそも現実主義の中国では、こうしたイベントをあまり重視しないような感じもします。商業主義は強いですが。

 25日の朝、我が家にもサンタクロースが来ました。

 クリスマスツリーの下を覗きに行った娘から、歓喜の声が聞こえてきました。私も、とりあえずほっとしました。子供に夢と喜びを与えるサンタクロースは、来年も無事に来てくれますように。

 今年は週末がクリスマスイブだったので、道路もどこも大渋滞。私は夜が中医クリニックでの診察でしたので職場に詰めていましたが、出勤するときにいつもとちょっと違う上海の雰囲気を楽しんでいました。

 クリスマスの上海は、今年は例年よりトーンダウンした印象です。淮海路の夜景も今ひとつでしたが、節電が叫ばれている昨今ですので、これぐらいがちょうどいいのではないかと思います。

 それでも、浦東新区花木のケリーセンターなど新しいショッピングエリアは、美しく飾られていました。

 しかし、上海でよく見かけるサンタクロースの肖像画はどこも一緒ですね。壁や窓に貼られている肖像画です。もう少し個性があってもいいように思いますが。

 子供が大きくなってきて、クリスマスの楽しみがまたひとつ増えました。子供より親の方が楽しんでいたりして。でも、子供の喜ぶ顔を見るのは楽しい。

 現実的な中国社会にいますが、やっぱり夢をみることは大切にしてあげたいと思っています。



このサンタクロースは見覚えがありますよね?


  クリスマスの25日の上海は非常に冷えました。私の印象では、うちの近所での初霜です。我が家はまだ一切暖房器具を使っていませんが、さすがによく冷えました。クリスマス寒波は乗り切ったので、この冬は年末まで暖房なしで乗り切れるかも。(そもそも、今年の上海の冬はあまり寒くない!?)

 暖房をつけた部屋で薄着をするよりも、暖房をやめて多少厚着をしたほうが、風邪になりにくいような気がします。娘もいまのところ風邪も引いていませんし。

 暖房を一旦つけてしまうと、中毒と一緒でつけないといられなくなるので、我が家では中医学でいう「秋凍」の考え方でがんばっています。また、外との温度差が大きいほど、体調を壊しやすいように思います。これも先人たちの智恵ですね。





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2011年12月21日

中国語の便利なアプリも増えてきた

 中国でも爆発的に普及してきたiPhoneですが、最近、聯通(チャイナユニコム)が廉価版のiPhone 4の8Gタイプを発売し、聯通の窓口に行くと、「白菜が売れるように売れている」」と言っていたので、やはりよく売れているのでしょうね。うちの妻も買いました。

 さて、iPhoneといえば、色々なアプリを試してみたいところですが、そろそろ官製公式アプリもできはじめています

 最近登場したのが、上海地下鉄の公式アプリ。。名前は「上海地鉄」で無料です。このアプリを使うと、乗り換え案内や検索、路線図、運賃、所要時間、乗り換え回数などがはじき出せます。駅の出口にも、何番出口に何路があるかまで分かってしまい、もちろんGoogleの地図とも連動しています。

 運賃は、公共交通カードを使った場合と、乗車券を買った場合とに分かれています。理由は、一部乗り換え駅で公共交通カードでしか乗り換えがうまくできない駅があるからです。(例:陜西南路の10号線と1号線など)

 このサイトから上海地下鉄の微博に飛ぶことができます。

 公式アプリでは、運行状況まではすぐに分かりません。そこで、新波などの微博のリンクに飛ぶことで比較的早く情報が収集できます。特に、トラブルがあったときは重宝です。私のように、地下鉄通勤しているものにとっては嬉しい限りで、私もこのために微博アカウントをとりました。


 さらに、上海の観光ガイドのアプリも出ています。

 これも無料ですが、「iTravels 上海」というのがありました。上海の基本的な観光スポットは網羅されていますし、iPhoneのGPS機能をつかって、現在地から一番近くにある観光スポットも検索してくれます。

 さらに、お勧めルートなどもそれなりに揃っていました。ただ、この手のサイトは、あとの管理が大変で、このまま最新の情報が網羅できるか、見物です。最近OPENした、上海交通大学の銭学森(物理学者)図書館の情報もあったので、ちょっと驚きました。

 クルマを運転するものからすると、現在地から一番近くの駐車場がわかり、そこに空車があるかないかまでわかれば嬉しいのですが、そんなアプリも出てくるかもしれませんね。(少なくとも、駐車台数は電光掲示板で道路標示されていますからね。)



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下は、上海交通大学の銭学森図書館
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