私にとって、昨年2011年はTwitter元年でした。
中国で生活していて、「お上」の制約をうけていたので、Twitterの名前は知っていたけど、長い間本腰をいれて使っていませんでした。まあ、中国版ミニブログWeiboは一応アカウントはあります。目的は、あくまでも地下鉄の運行情報を知るためで、この世界でも積極的な発言はしませんでした。でも、上海の地下鉄に乗っていると、上海ではスマホはあっという間に普及してしまったし、電子媒体で内職している人が非常に多いことに気がつきます。
とりあえず、いままで細々とやってきたMixiをおさらばしてFacebookは立ち上げ、こちらの「お上」がそうしたメディアを禁止にしてしまった理由に納得し、私自身がジワジワとTwitterの世界に足を入れていくことになります。
中東での政変や、日本での大震災以降、日本のマスコミでTwitterがいろいろ注目されるようになり、その中に広がっている世界の広さに、最近改めて「わー!」と驚いている毎日です。今まで、一つのサイトの中でせっせと書いてきたけど一旦終止符を打ち、ブログの世界とは全く違う世界があるのだと今更ながら気がつきました。これを今まで見逃してしまったことをちょっと後悔しています。

Facebookでは、中学・高校時代の同級生や先輩・後輩とも再会。20年ぶりの出会いもありました。そこから、ネットだけでなくリアルな世界でのつながりと発展してきています。Mixiをやっているときは、殆どの人がWebネームで登録しているので、誰が誰なのか検討がつかず、まさにネットだけのつながりとなってしまい、バーチャルでおしまい。リアルがなければ、私個人的には関心が高まらなかったのが正直なところです。
例えば、以前、私のこのブログも本名を使わず、「山之内 淳」のウエブネームで書いていました。ところが、そのうち「山之内 淳」が一人歩きするようになり、どんどんとバーチャルな世界に。メールでも「山之内 淳」で来るようになってしまい、これではためだと思い、本名で書くことにしました。それ以来、ネットの世界とリアルな世界との関係がうまくとれるようになったような気がします。
以来、1日何回もアップしていたブログを多くても1日1回程度におさえ、思いついたことは「つぶやく」ことにしています。それのほうが、リアルタイムで色々な人の反応を知ることができるから興味深い。とくに、日本で、世界で、(たまに中国で)社会的に有名な人たちが、いったいどういうことを考えているのかを時差なしで垣間見ることができることに、ある種の快感を感じています。
ブログというのは、ある意味どうしても思考を組み立てながら書いてしまうので、「つぶやき」ほどの臨場感はない。だけど、茂木健一郎先生のように、毎朝連続ツイートをあっという間にやってしまう方も少なくなく、とても新鮮みがあります。一読者として、私も毎朝文章が出来てくるのを楽しみにしています。
こうしたソースを通して、世界中のどこにいても、情報を発信している人たちの情報に触れることができる。仮にネットに実際につぶやかなくても、影響力のある人のリアルな「一言」は、あっという間に拡散されています。
ニュースだけでなく、医療の世界でも同様で、中医学や漢方の討論もすぐに出来てしまう。そうなると地理的な場所の存在が、ますます変わってくることになります。ネット環境があれば、大都市に住まないといけないという束縛から解放されるようになり、もっと自由にリアルな世界を泳ぎ回れるように感じるのです。
ところで、今の子供たちは、そうしたつながりの世界を子供の時から体験しています。これには私は想像がつきません。私は、インターネットの黎明期にはすでに高校を卒業しており、上海に出てきたこともあり、小学校〜高校までのつながりが見つけにくくなってしまいました。そのため、ネットで新たに再会する楽しみと期待があるのですが、ずっとつながっているとそうした楽しみは希薄になってしまうのではないかとも思います。彼らのなかには、今後どのような人のつながりが形成されてくるのか、興味深くみています。
というわけで、今日もいろいろつぶやいています。
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健康ブログ:「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて【連絡】1.1月18日より中医クリニックは拡張移転しました。新しい住所は上海市中山西路1602号(×柳州路・徐虹北路)宏匯国際広場B座101室です。また土曜午後診察もはじまりました。週末診察は土曜日が午後・夜、日曜日が午前・午後になります。地図は
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2.日本での学会参加・講演会発表のため、2月16日午後〜19日まで休診します。
posted by 藤田 康介 at 00:00|
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