2012年02月16日

東京神保町にて投宿

 今回は、気分をかえてJALで成田空港から東京に入りました。MacBookAirをお供に初めての日本行きです。

 午前中は中医クリニックで診察。午前11時ごろに初診の予約が急に入ったのですが、出発ギリギリになると、肝腎な問診が十分にできないので丁寧にお断りさせていただきました。申し訳ございません。初診は、その後の治療方針を決める上で極めて重要なので、ご理解いただければと思います。中医学や漢方といった伝統医学は、どうしても西洋医学よりも患者さんとの交流に時間を必要とするので、1日で沢山の患者さんを診察するのは難しいのです。

 その後、浦東国際空港までクルマを飛ばす。幸い、お昼前だったので渋滞もほとんどなく、予定通りの時間に到着しました。東方航空と比較して、JALのカウンターは人もまばら。助かります!

 やはり、中国人の団体旅行のグループは、MUなんでしょうね。

 安全検査のお兄さんの流ちょうな日本語を聞きながら、浦東空港のサービスレベルもあがったとつくづく感じます。

 JALで移動すると、飛行機に乗るとそこは日本の感覚。ビジネスマンでかなり混んでいて、さすがにこの時期ファミリーは殆どおらず、機内にはなにかしら重苦しい雰囲気が。上海ー東京はまるで新幹線ですよね。

 フライトはおおむね順調。

 東方航空のように、離陸したらずっとシートベルトサインがつけっぱなしではなく、ご丁寧にもメルトサインがついたり消えたり。さらに、「何分後に何分間揺れます」といった放送があったりすると、すこし身構えてしまいます。。。ところが、実際は揺れなかったり。とにかく芸が細かい。

 私のとなりのおじさんは常連さんらしくて、名前で呼ばれていました。これも常連客獲得のためのJALの戦略ってどこかで読んだことがあります。

 私は、映画「はやぶさ」を楽しむも、結局2時間程度のフライトでは最後まで見ることができませんでした。帰りに見られたらと思っています。でも、機内食に出てきたモンシュシュのプリンは美味しかった!

手を振ってお見送り


 成田空港では、いつもの通り入国の長い行列。外国人も日本人も。。。。

 幸い、指紋で入国できる自動化ゲートは空いていたので、そっちへ直行しました。一度登録したらいいだけなので、お勧めだと思います。

 空港からはスカイライナーに乗って、上野駅へ。成田空港周辺は、うっすらと雪景色でしたが、上野駅も雪が舞っていました。非常に肌寒い東京です。
 
 タクシーの中で、実家へ電話。日本は他人に迷惑にならないか気になるので、携帯電話が使いにくい。その点、タクシーだったら大丈夫ですよね。

 成田空港に着いたときから気がついていたのですが、どうもイライラしているおじさんたちが多く、舌打ちの音をよく耳にします。飛行機で私の横に座ったおじさんも。なにか不愉快なことがあったのだろうか。いつも見えない重圧感を感じます。根本は、若者が少ないことに原因があるのだろうか?
 
 さてさて、今回は、会議が東京医科歯科大学であるので、このブログにもたびたび登場している神保町のいつも宿に宿泊です。ここは部屋が大きくて、風呂とトイレが別々なのが気に入っていて、しかもお手頃な値段。文教エリアに位置する落ち着いた雰囲気なので、部屋で仕事するのにももってこいです。今回の滞在では、ここを拠点に東京を動きます。

 明日、明後日が学会です。どんな展開になるのか、楽しみです。

 いつもネットなどで論文は拝読していても、リアルで会うのでは印象も違います。上海では、国際会議も増えてきたけど、まだまだその質には問題有り。その点、日本は楽しいです。
 自分自身の医学の知識を充実させるためにも、さまざまな専門家と交流できたらと思っています。それが、上海に戻った後、自分自身の中医学の臨床に活かせることができれば。

最近は成田エクスプレスより、スカイライナーを使うようになりました


 1時間の時差があるので、今日は上海モードで、もう少し仕事をしてから寝ることにします。

 本来は、もう少しいろいろなところを初日にうちに行きたかったのだけど、神保町界隈では本屋も夜8時には閉店してしまうので、ちょっと残念。上海は、夜10時までが標準的ですからね。


健康ブログ:「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
【連絡】1.1月18日より中医クリニックは拡張移転しました。新しい住所は上海市中山西路1602号(×柳州路・徐虹北路)宏匯国際広場B座101室です。また土曜午後診察もはじまりました。週末診察は土曜日が午後・夜、日曜日が午前・午後になります。地図はこちらです。
2.日本での学会参加・講演会発表のため、2月16日午後〜19日まで休診します。



今時珍しい、エレベーターの乗り方の説明とホテルロビーにあった雛飾り
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類