茨城県ぐらいになると、県の事務所も上海に出しておられ、腰の入れようが違うようにも思うのですが、我が奈良県は県の事務所もありません。ただ、奈良県の方のお話ですが、全世界でみるとブラジルにある奈良県人会に次いで、歴史のある上海奈良県人会だそうで、当時の発起人の一人としては嬉しかったです。
私の記憶では、発足当時は東櫻花苑の日本料理レストランで細々と開催したのが第1回目でした。まだこうした飲み会を、堂々とやってもよい時代ではなく、口コミで会員を増やしていったことを記憶しています。外国人同士が集まることが結構厳しく規制されていたのです。
その発足時の会長は、私も色々お世話になりましたが、残念ながら今はお亡くなりになりました。そんなこともあり、一時上海奈良県人会の活動は止まってしまったのですが、地元奈良の南都銀行が上海に出てこられたのを契機に、再度復活し、2010年の上海万博や同時期に開催された平城遷都1200年祭では、政府間交流も盛んになり大いに盛り上がりました。
大阪や神戸、京都などと比較すると、すこしマイナーなイメージを否めないのが、我が故郷奈良県なのですが、私達が上海奈良県人会を立ち上げたことにより、横のつながりが増えてきただけでなく、中国との交流もいろいろ増えてきて、今や大連にも奈良県人会が立ち上がっています。
上海奈良県人会の特徴は単なる飲み会ではなく、毎回、誰かがご自身の得意分野や専門分野をテーマに小さな講演をしてもらっています。次回は4月13日に第16回上海奈良県人会を開催する予定ですが、(参加希望者の方で、メールが未着の方は私にご連絡ください。)私が担当することになりました。中医学や日本の漢方に関することをなにかお話しようと思っていますが、15分程度なのでお気軽に聞いていただけたらと思っています。
商売が盛んな温州商人などをみていると、同郷たちのつながりが非常に強く、上海にもそうした同郷たちの集まりの会が出来ています。
奈良県ゆかりの県人会にもぜひ来ていただいて、少しでも横のつながりを作っていただけたらと思いますので、ぜひご参加ください。現在、帰国された方もおられ正確には把握できてませんが、130人ほどが登録されています。
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