2012年03月30日

上海奈良県人会

 私は、あまり他県の県人会に顔を出すことがないのですが、ふとしたご縁でお声をかけていただき、先日は、上海の茨城県人会へ出させていただきました。

 茨城県ぐらいになると、県の事務所も上海に出しておられ、腰の入れようが違うようにも思うのですが、我が奈良県は県の事務所もありません。ただ、奈良県の方のお話ですが、全世界でみるとブラジルにある奈良県人会に次いで、歴史のある上海奈良県人会だそうで、当時の発起人の一人としては嬉しかったです。

 私の記憶では、発足当時は東櫻花苑の日本料理レストランで細々と開催したのが第1回目でした。まだこうした飲み会を、堂々とやってもよい時代ではなく、口コミで会員を増やしていったことを記憶しています。外国人同士が集まることが結構厳しく規制されていたのです。

 その発足時の会長は、私も色々お世話になりましたが、残念ながら今はお亡くなりになりました。そんなこともあり、一時上海奈良県人会の活動は止まってしまったのですが、地元奈良の南都銀行が上海に出てこられたのを契機に、再度復活し、2010年の上海万博や同時期に開催された平城遷都1200年祭では、政府間交流も盛んになり大いに盛り上がりました。

 大阪や神戸、京都などと比較すると、すこしマイナーなイメージを否めないのが、我が故郷奈良県なのですが、私達が上海奈良県人会を立ち上げたことにより、横のつながりが増えてきただけでなく、中国との交流もいろいろ増えてきて、今や大連にも奈良県人会が立ち上がっています。

 上海奈良県人会の特徴は単なる飲み会ではなく、毎回、誰かがご自身の得意分野や専門分野をテーマに小さな講演をしてもらっています。次回は4月13日に第16回上海奈良県人会を開催する予定ですが、(参加希望者の方で、メールが未着の方は私にご連絡ください。)私が担当することになりました。中医学や日本の漢方に関することをなにかお話しようと思っていますが、15分程度なのでお気軽に聞いていただけたらと思っています。

 商売が盛んな温州商人などをみていると、同郷たちのつながりが非常に強く、上海にもそうした同郷たちの集まりの会が出来ています。

 奈良県ゆかりの県人会にもぜひ来ていただいて、少しでも横のつながりを作っていただけたらと思いますので、ぜひご参加ください。現在、帰国された方もおられ正確には把握できてませんが、130人ほどが登録されています。


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2012年03月27日

新iPadは、液晶に注意を(初期不良品があるようです)

 上海でもかなり新iPadが増えてきました。

 といっても、まだ上海では本格的に発売されているわけではなく、いわゆる海外から持ち込まれたSIMフリータイプの4GタイプiPadを店で多く見かけます。

 The New iPadから、中国語では「牛排(ステーキのこと)」とよばれたりしているようですが、今のところiPad 2のときほど盛り上がっている様子もなく、店に行けば待つことなくごく普通に手に入れることができます。

 持ち込まれた国により様々な値段がついていて、4Gタイプで一番安いのはアメリカ版で、シンガポール版やオーストラリア版は多少高めなようですが、このあたりは値段交渉でどうにかなります。32GタイプのSIMフリー4Gで、5000元〜5500元ぐらいが相場です。 値段は、日によって変動するのも興味深い。

 私も、毎日生活に欠かせないほど、筋金入りのiPadユーザーですが、こう使い込んでくると、その役割分担がはっきりしてきて、iPadは、電子分の新聞や本、雑誌を読むのに欠かせません。しかし、iPad 2では、どうも文字が潰れてしまい、拡大しないと本文が見られないという弱点がありました。また、反応がもっさりしていたのは否めません。そういった問題が解決できればと期待してたときに登場したのが今回のiPadでした。

 ただ、新しもの好きの中国の人からすると、デザインの変わっていない今回のiPad案の定不評らしいのですが、ずっと使い続けているものからすると、カバーなどの周辺機器がそのまま使えるので便利。私の特製iPadカバーに至っては、本革で作ってもらったので、初代iPadからずっとそのまま。作り直さなくてもいいから、いいと思います。

 さて、購入するためにいつもの、上海駅近くの店へ。

 ここでは、iPhone3GSからずっと購入している行きつけの店があり、安心感もあるのでいつも同じ場所で購入しています。

 日本で買ったときは、さしずめ開封の儀式は家でとなるのですが、中国ではそれはすこしキケン。やはり、一度店員に封を切らして、ちゃんと動作するかチェックする必要があります。ついでに、面倒な液晶保護シールの貼り付けもお願いするといいと思います。

 案の定の液晶の表現力に満足して、家に帰ったのですが、この日は仕事も忙しく、次の日の朝までiPadをさわることがありませんでした。

 そこで、翌朝再び触ってみるとホーム画面に横線が入っているではないですか!昨日はなかったのに、今日になって出ているとうことは、明らかに初期不良。液晶のちょうど真ん中ぐらいに、虹色のような幅4センチ程度の帯が入っていて、これでは使えない。海外製だから店は同対処するのだろう?と思いながらその足で、早速昨日の店に出かけ、クレームをいうと、あっさりと交換してくれました。

 画面を回転させても同じように画面に筋が入っているので、おそらくグラフィック系のハードの問題なのかもしれませんが、今回のディスプレはかなりキメが細かく、品質管理も難しいと耳にしていただけに、いきなりの不良品にAppleも苦労しているのだろうと思いました。

 いずれにしろ、iPadを購入するときは、じっくりと液晶の画面をチェックする必要がありそうです。色むらが出やすいと言った報告も聞いています。

 さて、画面の表示効果ですが、これは使ってみないと実感がわかないです。いや、本当に凄いです。

 特に、写真などを表現させるとかなりリアルに出てきます。キメが本当に細かいのです。その結果、目に非常にやさしくなり、電子版の新聞などを読むのが明らかにラクになりました。クルマを運転するときも、iPadはカーナビの代わりに使えますが、細かい地図を見るときにも重宝します。

 ところで、iPadのとなりに、iPhone 4Sもたっぷりと積まれていたので、この際だからついでに手に入れました。音声入力のテキスト化に便利な日本語のSiriを使いたかったのと、iPhone 4の入力時のもっさり感が際立ってきたので、この際更新しました。

 中国では、何事も世界よりワンテンポ遅れて発売されますが、別ルートではしっかりと商品が供給されているというのはいつも凄いと思います。

 iPhone 4Sは、カメラ機能が強化されているので、ますますコンデジの活用範囲が減ってきます。今後は、一眼レフとiPhoneで十分なのかもしれません。

 さて、この2台を活用してなにができるのか?非常にワクワクします。


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2012年03月26日

中国で熱烈歓迎!!外国人パイロット

 その昔、中国のパイロットは空軍出身だから腕は確か、というようなことをよく耳にしたものです。でも、昨今の中国のパイロット事情は異なっていて、大部分が航空大学を卒業した人たち。しかし、その大学も中国には現在4箇所しかなく、卒業生は年間2000人程度。今後5年以内に1.6万人不足するといういわれている中国の操縦士を全部補うことができないため、中国の航空各社では外国人パイロットの獲得に動いています。

 その背景にあるのは、航空機の大幅増加。国土が広い中国では、飛行機による移動が欠かせませんが、2002年には貨物機も含めると571機しかなかった中国の航空機が、2011年には1745機に急増。それが、2015年には2750機まで増える計画で、操縦士の補充が急務になっているのです。(中国民用航空局のHPより)

 そこで、中国の民航各社では、海外からの人材募集に力をいれています。『羊城晩報』の報道では、中国で外国人操縦士の数が一番多いのが深セン航空で、中国ではもっともはやく2002年から外国人操縦士を導入し、今では114名もいるそうです。その後、中国国際航空や海南航空なども導入し初め、今では1800人の外国人操縦士が在籍しているとのことです。

 『2010年中国民航運輸飛行員発展状況調査』によると、外国人パイロットの国籍は、アメリカが21%で最も多く、続いてブラジルが15%、韓国が7%、カナダが7%、オーストラリアが6%と続きます。今のところ、日本人パイロットはそう多くはないようですが、こちらの報道では2012年3月より日本航空のB777パイロット45人が、中国南方航空に貸し出され、すでに3月19日より11人が職務についているのだそうです。(『羊城晩報』)
 

 なぜ中国の航空会社に外国人パイロットが増えたのか?

 その背景にあるのは、世界の航空会社が経営難でパイロットがだぶついているのと、中国の航空会社の好待遇と関係があるらしい。中国の民航各社は、外国人パイロットに年収20万米ドルを出し、さらに中国では副操縦士から機長に昇進できるチャンスが多かったり、より大きな航空機の操縦ができる資格を取得するためのトレーニングを行ったり、あの手この手で人材獲得に動いているのだそうです。とくに、大型機のパイロットの不足が深刻化しているのです。

 この年収20万ドルという給与は、中国人のパイロットの倍以上の水準というのも興味深い。人件費削減とはまた違ったレベルでの人材登用であることが分かります。やはり、パイロット一人を養成するためにトレーニングはかなりコストと時間がかかるため、急場をしのぐためにも海外から人材を導入した方が都合がいいということもあるのでしょう。

 しかし、利用者サイドからすると、やはり安全面には気を遣ってほしいと思います。

 中国の事情に精通しているだけでなく、なにかがあったときにも迅速に処理できる能力が特に求められる職種だけに、こうした多国籍パイロットをどうトレーニングするかは、難しい問題であるように思います。そういえば、2011年8月に上海虹橋空港でおきた吉祥航空HO1112便のトラブルも、韓国人パイロットでした。

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