もう80歳近いのに、いまでも第一線で診察されていて、中国全国から患者さんがこられます。また、海外での学会活動も盛んで、私も院生時代は先生の鞄持ちとしてカナダなどに飛びました。
毎年、先生のお宅へはご挨拶に行っていたのですが、今年は年初からバタバタしていて行くことができず、非礼を平に謝りました。
中医学など伝統医学の世界では、教科書や本だけでは身につけられないことが沢山あり、やはり師匠とのつながりが強いです。また、どの師匠についたかが、自分の中医人生に大きな影響を与えるのもまた事実です。
大学院にいた6年間は、先生からみっちりと指導をうけましたし、大学を出た後も、師匠とその先輩弟子たちとのつながりは非常に強く、今でも頻繁に情報交換しています。先生の弟子は、今やアメリカのハーバード大学など世界各地で活躍しており、先輩たちの話を伺うと、私も大変刺激をうけます。中国人のネットワークというのは、本当に心強いのです。
大学院を出てから、もうかれこれ5年になります。
師匠は相変わらず臨床活動や研究活動に忙しく、現役で頑張っておられる姿をみると、私も将来もずっとそうありたいと強く思いました。中医学は臨床を続けた年数の分だけ、その経験が生きてくる分野です。
ただ、お話を伺っていると、私が大学院時代にお世話になった高齢の教授陣で、体調を壊している方も少なく無く、過ぎ去った時間を実感したのでした。
これからも、なるべく頻繁に師匠のところへ顔を出そうと思うのでした。
今日は、夜に上海の茨城県県人会の懇親会によばれたので、夜の診察が終わったらほんの30分ほどになってしまいますが、顔を出させていただきます。皆様とお会いできるのを楽しみに、どうぞよろしくお願いします。
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【連絡】1月18日より中医クリニックは拡張移転しました。新しい住所は上海市中山西路1602号(×柳州路・徐虹北路)宏匯国際広場B座101室です。また土曜午後診察もはじまりました。週末診察は土曜日が午後・夜、日曜日が午前・午後になります。地図はこちらです。