とにかく休みは増やさないというのが、中国のここ数年の方針のようですが、企業からするとコストの増加を抑えることができるわけだし、今の中国にとっては必要な制度なのかもしれません。社会が成熟してくるのを待ちましょう。
そんなわけで、私も4月29日(日)は通常通り出勤しました。地下鉄は、写真のようにガラガラ。車両に自分だけしかいないというのも、珍しい現象です。
でも、道路のほうはいつもよりマシにせよ、そこそこ混んでいました。
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暦の上での穀雨をすぎてから、上海エリアでは適度の雨が降りつつも、気温は春としてはかなり安定してきました。最高気温が25℃を越えるようになってくると食べたくなってくるのが涼麺です。
かなり個人的な偏見があるかもしれませんが、冷麺というとキンキンに冷えた韓国的な「れーめん」を思い出し、涼麺となると中国大陸の「りゃんめん」を想像していまいます。両者の決定的な違いは、やはり氷を使うか使わないかだと思います。
中医学にせよ、養生にせよ、氷を忌み嫌う傾向にある中国大陸では、夏場の涼麺は常温が主流。でも、不思議とこのぬるさが美味しいのです。場合によっては、麺がまだちょっと温かかったりする。熱々でなく、すこし冷ました状態で、さらに麺にいろいろなトッピングをかけたもの、それが涼麺の特徴だと思います。
ぬるいことにもメリットがあると思います。それは、素材の味を舌がはっきりと感じることができる点です。冷たすぎると、のどごしだけで食べてしまうのでよくわからないことが多い。
日本はというと、大部分が「れーめん」ですよね。中華料理のレストランにいっても、「れーめん」が出てくることが大部分。いまだに「涼麺」を食べたことがありません。
とはいえ、夏の風物詩「涼麺」は、上海にこられることがあったらぜひ食べてみて下さい。素朴だけど、美味しい逸品だと思います。
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