2012年04月12日

夏野菜の準備&アレルギーの季節

 上海の天気も春らしくなり、かなり安定してきました。

 ただ、どうも喉や鼻がムズムズする、という方も多いような気がします。私自身も、喉を壊してしまい、だいぶ回復しましたが、一時聞き苦しい声になっておりました。

 確かに、上海ではスギ・ヒノキの花粉症はほとんどみられないのですが、春だけに様々な花が開花しており、なんらかの花粉が影響を及ぼしているものと考えられます。

 特に、今年は1月〜3月は雨が多く、天気がよくなかったため、4月に入って花が集中的に咲いているようです。

 上海エリアで、アレルギー反応を起こしやすい植物としては、ヤナギ(上海のカブトムシが大好き)・コノテガシワ(中医学・漢方では葉っぱを生薬として使います)・フウ・プラタナス(上海の旧租界地エリアの街路樹に多い)などがそうで、とくにヤナギやプラタナスは綿毛が出てくるので、時期になると厄介です。

 公園や植物園などに植えられているチューリップ・スイセン・桃の花などでもアレルギー反応を起こす人がいます。

 さらに、中国北方エリアからやってくる汚染物質交じりの黄砂も要注意です。現在、吉林省や黒竜江省などでは大風が吹いていて、巻き上げられた砂やホコリが南下してくることがこの時期よくあります。今のところ、上海エリアには致命的な影響は与えていないようですが、なんとなくほこりっぽいというのもそのためです。黄砂には重金属が含まれていることもあり、それがアレルギーの原因となることも。

 外出するときには、日本の花粉対策ほどではなくても、マスクぐらいがあってもいいような気がします。

  春と言えば、我が家でもそろそろ夏野菜を植える準備を始めています。我が家では、毎年春から夏にかけてベランダにいろいろな野菜を植えているのですが、狭い空間でもトマトやキュウリ、なすびなどは立派に育ちます。
 もちろん、青梗菜など葉物類も大丈夫です。葉物類は、収穫しすぎてしまって、困るぐらいのこともあります。農薬の心配をするぐらいだったら、自分で植えてしまうのも一つの方法かもしれません。

 こんなことを書いたからか、先日は雑誌社から取材を受けました。また近々家庭菜園のことで登場すると思います。

 そういえば、春になると様々な野菜も出回りますが、香菜や野原にも生えている馬歯莧・ナズナなどは、人によって食べ過ぎて、長時間に太陽光にあたると、紫外線アレルギーになることがありますので、注意が必要です。

 もし症状が軽く、皮膚が痒くなったりする程度だったら、石けんなどでごしごしあらうことなく、冷水ですこし冷やしてあげるのも良いかと思います。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類