2012年04月25日

上海ディズニーランド

 サービス業の分野としては、おそらく中国では近年でも最大規模となる外国資本との米中共同プロジェクト、上海ディスニーランド構想が、今月に入って本格的に動き出しています。

 場所は、浦東新区の川沙エリアで、迎賓高速道路・瀘芦高速道路・航城路・唐黄路で囲まれるなかに建設されます。すでに、人口湖や人工川を掘る工事はほぼ完成しているようで、2015年末開園に向けて、着々と準備が進められています。

 上海ディズニーランドの総面積は1.68平方キロメートル。なんせ地盤沈下が激しい上海なので、そのあたりの対策を十分に講じるらしい。おそらく、様々な環境・汚染問題に対しても最新技術での対策が講じられることでしょう。

 また、上海ディスニーランドが、地元にもたらす雇用も大きい。直接ディズニーランドと関係のある雇用だけでも1万人にのぼると言われていて、就職難の解決に一役買いそうですね。また、上海側もアメリカとの合作と言うことで、様々な技術やシステムと勉強するチャンスだとみているようです。

 一方で、上海ディズニーランドをめぐる経済効果は、観光・商業・物流などを含めて、年間340億元になると見込まれています。しかも、上海がこれから力を入れようとしているサービス関係のウエイトが大きくなるプロジェクトです。

 なんといっても、実践式でさまざまな新しいノウハウが導入されるはずだから、上海全体のサービス業の底上げが期待できると思います。上海万博のときもそうでした。なにか大きなイベントがあるたびに、苦難もあるでしょうが、進歩もできるわけです。

 さらに、上海ディズニーランドは、中国ならではの要素が沢山含まれているとのこと。

 世界で6箇所目のディズニーランドが、どんなものになるのかここは期待して待ちましょう。歴史ある川沙の街も、また大きく変わることでしょう。

 そして、その間に少しでも大気汚染が改善されますように。

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 癌予防のためにもちょっと早歩きをを更新しました。少しでも歩くチャンスを増やしたいところです。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類