2012年05月28日

蘇州市の旺山にある天然温泉

 上海からクルマで1時間40分ほどで、山と温泉のあるエリアにいけるとは、ビックリしました。
 弁護士のWさんから以前から勧められていたのですが、私がいったのは今回が初めて。

 渋滞する上海の内環状線や延安高架道路を抜けると、あとはスイスイと。ゴミゴミした街を抜けて、気分転換にやってきました。上海でも淀山湖あたりまでくれば、高速道路沿線の緑も水のある風景となり、美しくなります。

 今回やってきた場所は、環秀暁築養生度假村。掘削式の温泉ですが、温泉付きのリゾートとして2009年に開業しました。(公式HPです。HP上の宿泊料院は高いですが、この日は電話して問い合わせるとファミリールームで1泊880元でした。ゴルフ練習場とSPAが使えます。)

 場所的には、蘇州市の南側に位置します。旺山という山が連なっていて、あともう少しクルマを走らせば太湖にでることができます。蘇州にこれほど自然の山々が残っているとは思いもしませんでした。そして、せっかく蘇州に行くのだから、蘇州の古い友達にも会おうということで連絡をつけました。彼は、地元蘇州人。蘇州の政府関係にもつよいパイプをもっていて、蘇州で活動するときはいろいろアドバイスをもらっています。


 案の定、駐車場にとまっているクルマはほとんどすべて上海ナンバー。知る人ぞ知る場所なんでしょうね。食事は、ホテルから歩いて10分ぐらいのところに「農家楽」のレストランが並んでいます。我々は「縁圓」に入りましたが、これが結構よかった。蘇州人の彼にも満足してもらえてよかったです。蘇州料理は、上海料理とよく似ていて、淡水の魚介類を使うのが最大の特徴。でも、しっかりと煮込まれた、とろけるような大根と豚肉の中華煮付けもうまかった。地元蘇州でよく食べるのだそうです。

 そのあと、ホテルの山の中にあるお茶屋へ移動。木造で作られた施設でバンガローもありました。山の中の静寂のなかで、美味しいお茶を頂きながら積もる話に花を咲かせました。ゆっくりと時間を過ごすのにはいい環境だと思います。

 ホテルからSPAまでは歩いて5分ほどかかります。私が行った時間帯が遅かったからか、人は全然おらず貸し切り状態。従業員にきいたら、平日はいつもこんな感じだそうです。外には露天風呂もあり、そこそこゆっくり出来ました。ただし、水着着用です。でも、水着着用だから男女関係なくみんなで温泉を楽しめますね。泉質は硫酸カルシムで、掘削して加温しているのだそうです。中国の温泉といえば、中医薬(漢方薬)の薬浴が大好きですが、ここもそうでした。いろいろな種類の薬浴がありました。

 脱衣場も浴槽も人が少ない分だけ、かなり清潔。お風呂からあがったときに、上半身用と下半身用のタオルが分かれていたのにはビックリ。さらに、水着を脱水してくれました。従業員はとてもフレンドリーで、いろいろなことを聞きました。

 いつも蘇州にきて思うのですが、蘇州人は物腰が柔らかな人が多い。上海のあのぎしぎしとした雰囲気とはぜんぜん違います。蘇州人が上海にいくと、息が詰まりそうになるといっていましたが、よく分かるような気がします。

 ここの温泉はなによりも人が少なく、クルマでのアクセスが便利なので、また時間を見つけて休憩しに行こうかと思います。しかし、地元蘇州人の友達がいるのは心強い。彼とはもう15年来の友達で、蘇州の魅力をいつもいろいろ教えてもらいました。

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健康ブログ:「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

【連絡】6月7日〜10日までは日本温泉気候物理医学会のため東京・秋田へ、6月28日〜7月1日まで日本東洋医学学会のため休診します。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類