2012年06月07日

今日から秋田へ

 おはようございます。

 月末の原稿ラッシュを無事終え、さらに論文の見直しなどもとりあえず済ませ、これから東京経由で秋田へ行きます。目的地は田沢湖と玉川温泉です。ちょっとホッとした気分です。

 今回の学会では、炭酸泉を使った足湯の効能について、共同研究者の東京医療学院大学の武田先生や東西医学研究所の高橋先生のご協力もあり、温泉気候物理医学会で発表しにいってきます。

 患者の皆さんはご存じかと思いますが、私も日ごろから臨床で様々な種類の足湯処方を考え出し、実践しています。バリエーションもかなり増えてきました。

 副交感神経の刺激のためにも、また自律神経のバランスととるためにも、足湯はかなり有効なのですが、そのヒントとなったのは、やはり中国の中医学に残っている足湯の文化です。

 中国では、ご存じの通り、お風呂に浸かる文化よりも、足湯文化の方が圧倒的に発展してきました。私は、そのことに非常に興味をもっていて、中国各地の温泉地にも行っています。

 そのあとは、恒例の千葉でのミニ講演会を行い、色々な先生方にもお会いして、6月12日に上海へ戻ります。

 期間中、診察をお休みにして大変ご迷惑をおかけしておりますが、今回の秋田行きでは、温泉療法医学教育研修会でも2日間にわたってみっちり勉強する予定で、今後の私の診察にも十分に活用できる内容になるかと期待しています。

 温泉を活用した伝統医学の応用は、中医学や日本漢方に限らず、まだまだ未開拓の分野でもあり、なにか健康に役立つヒントがあるのではないかと研究しています。

 というわけで、今から出発します。

 

 

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健康ブログ:「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて

【連絡】6月7日〜10日までは日本温泉気候物理医学会のため東京・秋田へ、6月28日〜7月1日まで日本東洋医学学会のため休診します。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類