すべての指標で今回も問題ありませんでした。なんとか元気な状態で、あと数年で来る40代を迎えたいですし、日頃から「中医学の養生」を提唱しているかぎり、自分自身で実践できなければ患者さんに示しがつきません。昼間の弁当と、夜の節食、そして1日8000歩はなんとか死守したいと思っています。
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さて、中国のスーパーに限らず、コンビニでも圧倒的な品ぞろいを誇るのが即席麺。そして、田舎に行っても、旅行にいっても、食べるチャンスが非常に多いのも即席麺。どこでも本用によく見かけます。
中国工信部によると、2011年に中国で生産された即席麺の数は483.8億袋。1日約1億袋の即席麺が開封されているそうで、時間で計算すると、毎秒1300食消費されているという驚異的な数字です。
即席麺と建康との関係について。
諸説がありますが、即席麺そのものについては、水分が殆ど無いため防腐剤は必要有りませんし、技術の進歩により、リン酸塩の含有量もほんのわずかで、一般的な摂取では身体には殆ど影響ないとされています。では、なにに問題があるかといえば、塩分とトランス脂肪酸、さらにデンプン類を高温で加熱したときに発生するアクリルアミドではないかと思います。
中国における塩分の問題については、中国人の昼食と塩分の問題で書きました。即席麺についている調味料は、決して全部使ってしまわないように注意が必要です。
アクリルアミドに関しては、体に良くないことは分かっていますが、WHOもまだ許容量についてはっきりとした見解を示していません。一方で、トランス脂肪酸が、虚血性心疾患に影響を与えることは分かっています。
さらに忘れてはならないのは、即席麺が消化によくないこと。即席麺の食べ過ぎで、胃を壊してしまう若者が少なくないのもそのためです。そのため、即席麺を主食代わりにすることには大いに問題があります。特に、朝食に食べるのは極力控えましょう。
なんでもほどほどに摂取することが大切ですよね。
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