夏至は中医学でも非常に意味のある時期です。詳しいことは、夏至がすぎると陰にも注意をに書きましたので、ぜひご覧ください。しかし、中医学とか漢方に携わっていると、二四節気に本当に敏感になります。季節感があって、私は好きです。
夏至の日は、清代は休み扱いだったそうですが、今ではなくなりました。上海の街を歩いていると、端午の節句を前に菖蒲やヨモギを市場で買ってきている市民をちょくちょく見かけました。(写真)
我が家では、蒼朮などの生薬を粉にして、アロマ風に燻してみました。これもいい香りがしてきて、風呂場に置いてみました。昔から厄除けの意味合いもありました。
近所のカルフールに行くと、こちらも夏モードでいっぱいです。ゴザなど、清涼感をもたらしてくれるグッズであふれています。竹なんかもよく使われます。竹に至っては、ベッドに敷いたり、枕にしたり、いろいろな用途があります。ひんやりとした感触が心地いいと思います。
今日は日曜診察の日なので、朝から診察室に缶詰。運動不足の解消に、朝5時頃から世紀公園の中を軽く走ってきました。
雨上がりなので空気もすがすがしいし、新緑が目に優しい。緑に触れると触れないとでは、精神的な余裕が違うと思います。森林浴というのは、人間にとって欠かせない養生の一つだと思います。
では、今日もがんばってきます。
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健康ブログ:「我が愛しの上海へ2」-理想の中医学と漢方を求めて
【連絡】6月28日〜7月1日まで日本東洋医学学会のため休診します。