2012年09月27日

初物の楽しみ〜上海蟹〜

 もうすぐ誕生日を迎える私へのサプライズか、妻が上海蟹をもらってきてました。話によると、ウワサの陽澄湖のものらしいですが、私はいくら食べても太湖の蟹と陽澄湖の蟹の区別がつきにくいので、陽澄湖のものであれば、陽澄湖の風景を頭に思い浮かべながら食べたらいいのです。(^_^)

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 それでも初物はいいですよね。たかが上海蟹といえども、なんか美味しく感じてしまう。いや、たしかに美味しいのですが、シーズンも終わりになってくると、毎年食傷気味になってしまうのですが、でも、上海蟹がないと上海の秋が始まらないというのもまた事実。私も、脳裏に秋と上海蟹の関係が強く刻み込まれてしまいました。

 さて、今回のお味のほうですが、メスのほうはそろそろ食べてもいいかも。ただ、雄の方はもう少し成熟したほうが美味しいかもしれません。雄は普通11月以降に食べるものですからね。

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 我が家では、毎年蟹は蒸しません。沸騰したお鍋に蟹をいれて、煮詰めます。そちらの方が、お湯で洗われるので明らかに衛生的だし、身もそこそこ引き締まって美味しい。

 さすがにこの秋に上海にくる日本人は少ないでしょうけれど、蟹は元気ですよ。



【連絡】・東京での温泉気候物理医学会招待講演のため、10月7日(日)は休診します。10月6日(土)は午前診察で、10月4日(木)・5日(金)は通常診察になります。 
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posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | 中国で食べる

2012年09月26日

ダフ屋が忙しい季節

中秋節というと、月餅の季節。クリスマスケーキ同様、月餅というのは非常に季節性が強いので、いまこの時期がまさに旬です。
 贈答品として月餅をもらいすぎて処理に困っている方も多いかもしれませんが、近年では月餅券が主流になっていて、期間内にお店にいって月餅と交換する形式です。そこで登場するのが月餅券を現金で買い取ってしまうダフ屋。お店の前で、堂々と現金取引をしているのには、いつも驚かされます。

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 いろいろ話を聞いてみると、交換レートがあるそうで、早ければ早いほど高く売れるらしい。で、それを転売するのかと思いきや、すべてがそうではなく、売れ残っても一定の値段で、しかもメーカーが買い取ってくれるのだとか。つまり、月餅券は、月餅に行き着く前に、メーカーに戻ってしまうと言う仕組み。メーカーからすると、月餅を作らなくてもいいわけだから、紙切れだけを売買する商売になるというわけですね。

 なるほど。(これじゃ、また腐敗が始まってしまう。)

 そういう月餅券取引が盛んになると、美味しい月餅を作るということは二の次になるわけで、現実にもなかなか安くていい月餅には出会えない。そこで、庶民の間で定評のある巷の月餅屋に長い行列ができるということです。

 しかし、そこは商売人の国の中国。話題のIPHONE5もすでに8000元で上海の巷で売られていますが、需要があれば、いとも簡単に商売にしてしまうというわけです。



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posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | ここは上海なり

2012年09月25日

日本って怖い国なんだという印象(その逆もまた然り)

「中国でいろいろ大変ですね」というお声をいただきますが、正直言ってほんとうになんにも発生していないので、ニュースをみて、「ああ、そんなことがあったんだ」といった感じです。

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 先日、ある中国北方出身の20代の男性(日本語はしゃべれるけど、日本は未経験)と話をしていて、日本という国は怖い国で、今中国人が日本に行くと、日本人から報復されると真顔で話をしてきました。中国の旅行会社が、日本行きツアーを中止し、航空業界や観光関係は打撃を受けていますが、あのゴタゴタ以降、そうした恐怖心で日本を見ている人が少なくないのも事実だと思います。教育も関係あるかもしれないけど、メディアの影響は確かにすごい。

 一方で、日本からみた中国も同様だと聞きます。メディアの影響もあるでしょうけど、英語が通じる米国などの欧米圏と違って、日本と中国の間には言葉の壁が絶えずついてきて、十分なコミュニケーションがとれないというのも現実です。TwitterとWeiboではプラットホームが全然違いますし、直に討論できないという状態には相当苦しいものがあります。


 中国とうまくつきあうコツのひとつに、とにもかくにも中国的形式主義になれる必要があるように思います。例えば、交通ルールでは、みんな歩行者優先であるということを知っていても、横断歩道では絶対クルマは止まらない。反対に、日本では一人でも横断歩道に人がいると確りと止まる。決まり事を守るということだけに関しても、これほどの違いがあるのです。

 中国でも当然様々な決まりがあるのだけど、その臨機応変な適用の仕方は、我々日本人からするとかなり違和感があると思います。結局は言っていることとやっていることが違うことが多いわけなので、その中国的なやり方をうまく利用すべきだとも思います。だから、そういう国に対して、真っ正面から対決するほどばかげたことはありません。「普通の人」が世の中にいないように、それぞれの国もそれぞれの個性をもっています。その個性をうまく利用して、自国へ利益を導き出すのが外交なのだと私は思います。

 で、中国も中国で、日本のそうした反応を見越しているはず。日本はいまだに中国とのバランスの取り方が苦手なようだけど、きっと日本のまじめな国民性とも関係があるんではないかなと思っています。外交はまじめや我慢、理屈、努力だけでは無理です。融通と柔軟性がなければいけません。

 国慶節が近づいてきて、上海の街にはあちこちに赤い国旗が掲げられています。これは毎年のことなので、特に不思議でもないのですが、先日のゴタゴタのあとでみる赤い国旗だけに、複雑な感情を持ってしまうのは、私だけではないと思います。

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 そろそろ日系自動車の広告も新聞に掲載されるようになりました。上海の市内中心部に限って言えば、日本料理店や日系の外食チェーン店はほぼ普通に営業できていますし、沢山の地元市民で賑わっています。日本雑貨の店も、普通に営業しています。いろいろ心配されていますが、結局はそういうもんなんです。

 しかし、現代は本当に情報戦争ですね。メディアの書き方によって、日本も中国もいとも簡単に感化されてしまう。何事でも、自分の目で確認しないと確証できません。



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posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | 雑草と雑想