2012年11月12日

浙江省桐廬へいってきます

 おはようございます!


 中医クリニックの休診日である月曜日と火曜日を利用して、浙江省桐廬へいってきます。上海からだと、片道約300キロぐらい。我が家からだと全線高速道路です。


 この1ヶ月、前回の東京出張以来、山を見ていないので、山を見に行こうと思っています。おそらく、山間部では紅葉がみられるのではないかとちょっと期待しおります。

 上海で仕事をしていると、季節感というのがなかなか感じられない。上海蟹は確かに秋の風物詩ですが、それだけではちょっと寂しい感じがしますよね。やっぱり、田舎にいって秋を感じたいです。



 個人的な好みかもしれませんが、山間部に行く、と思い立つと、いつも江蘇省より浙江省側にクルマを走らせてしまいます。長江デルタエリアでは、浙江省の山々が基本的に好きです。



 それでは、妻と娘を起こしてきて、出発しますか。



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posted by 藤田 康介 at 06:45| Comment(0) | 中国旅行記

2012年11月10日

油に酔う

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(上海のスーパーの油売り場)

 炒め物が多い中華料理。必然的に、油を使うことが多いです。スーパーにいっても、かなり大きな面積で油売り場がありますし、中国のマンションの台所にいくと、必ずあるのが台所のドア。煙が居室に流れていかないようにするためです。

 ところで、揚げ物などを長時間料理していると、どうも食欲がなくなったり、場合によってはムカムカしたり、体調の不調を訴えることがあります。「油に酔う」などと表現することもありますが、これは油に含まれている人体に有害な有機化合物が原因といわれています。実は、近年、中国では喫煙しない女性の肺癌が問題になっていますが、その理由の一つに炒め物によって発生する有機化合物と関係があるとされています。


 そうした油を毎日使っている職業といえば、調理師です。近年の中国の研究でも、調理師の肺癌の発病率は、一般の人よりも3倍以上高いといわれており、料理のときの煙と関係があるのではないかと考えられています。また、こちらで調理師と言えば、太っている・肥満といったイメージが一般的です。ただ、これに関しては、油の煙を吸っていることとは関係がなく、むしろ食生活などに問題があるのではないかと思われます。

 油酔いを防ぐには、やはり不純物の少ない質の良い油を使うことが大事です。また、炒め物をするときは油の温度を上げすぎず、台所の換気は十分に。換気扇の性能も大事だと思います。また、揚げ物や炒め物をしたあとは、石けんをつかって顔や手についた油をしっかり落とすようにしましょう。

 それよりも、炒めたり揚げたりする料理を控えるのが一番ですね。


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posted by 藤田 康介 at 07:48| Comment(0) | 上海生活情報

2012年11月07日

スキルのある人材が育っていない

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 現在、自宅のリフォームとオフィスの内装工事を同時進行しているのですが、2005年以来の内装工事とはいえ、本当に厄介なことばかりです。

 昨日は、自宅の方の壁紙を貼り替えてもらうように、下地もしっかりと準備して、職人さんに来てもらったのですが、まずは持ってきたクロスがダメ。ロールの端のほうが折れていて、いざ貼ると皺が見えてしまうと言う代物。また、貼る職人さんの技術も追いついていない。うまく貼れないのですよね。結局、クロス再送付、張り直しになりました。この工程が遅れたので、後ろにも影響がでて、一体完成するのはいつのことやら。まあ、中国で何かをするときは、時間をカチカチにしないで、余裕をもってするしかないですね。予定通りには絶対いきませんから。



 淘宝や天猫で検索すると、何でも買えてしまう中国ですが、それを施工したり、加工したりする職人さんの技術がなかなか追いついていないのが現状ではないかと思います。特に、建築関係。一見簡単に見える施工作業でも、実はものすごい技術が必要だったりするのですが、表面的にしかみられていません。



 近年、上海やその周辺では大工さんが不足しています。日当はうなぎ登りで、熟練工なら日当300〜400元を超えることもあるみたいです。とくに、地方都市にいけばいくほどその傾向が強くなるそうですが、5年ぐらいの経験をもった大工さんは、そうなかなか見つからない。日本と比較すると、明らかに人を養成することが苦手なのが中国。職人さんを定着させることは至難の業なのです。



 同様に、近年、高給になってきたのが宅配のお兄さん。ネットショッピングの発展で、末端に宅配する人材が不足しています。配送では、大体荷物1つにつき1元のバージンが入るのだそうですが、そうすると年収20万元というのもあり得るのだそうです。



 いまでも、中国人の間ではホワイトカラーの人気が高いですが、しかしそんなに沢山のホワイトカラーは実際必要なく、現場の第一線で働く人材が今不足しているのを実感できます。





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立冬と中医学の「秋凍」
を更新しました。
posted by 藤田 康介 at 09:56| Comment(2) | 上海での住宅内装