2012年11月13日

中国の魅力は田舎にあり〜浙江省桐廬へ

 11月12日〜13日と浙江省桐廬へドライブに行ってきました。走行距離は653キロ。殆ど高速道路での移動で、しかもオフシーズンなので渋滞知らず。時間を有効に使えた快適なドライブでした。

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 1日目は朝6時45分に自宅を出発し、上海の外環状線からG60(瀘昆高速道路)、G2501(杭州繞城高速道路)、G25(長深高速道路)と繋ぐルート。途中、休憩を1回して桐廬についたのは、9時45分ごろでした。2日目の帰りは、G60からG15(沈海高速道路)をつかって杭州湾の北側を走って、S4とS32を繋げて、ラッシュ時の上海市内を避けるように浦東に戻ってきました。すこし遠回りですが、それでも19時前には自宅に戻りました。



 桐廬というのは、中国でも有数の、田舎の風景が美しく残っていて、盆地のなかにある街です。小さな村も沢山あり、そうした村々を訪れるのが今回の旅の目的。結構、山奥までクルマを走らせました。もちろん、舗装されていない道路もあったり、そもそも道幅が狭いところが多いので、対向車に気を遣います。

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 しかし、山の奥までクルマを走らせると、いろいろ楽しい村が出て来ます。このあたりは、経済的にも豊かな村が多いようで、家々も外壁にタイルを使ってカラフルでしたし、村々には太陽発電式の汚水処理施設などを設置していました。庭先で、お年寄りがひなたぼっこをしながら談笑している姿をよく見かけました。

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 また、祠堂を大切に保存しているのも印象的でした。祠堂とは、日本で言うと氏神様みたいなもので、その一族を祭っています。文革のころに破壊された祠堂は多かったのですが、桐廬エリアでは、立派に修復されていました。

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  さて、地方都市に行くと、注意しないと行けないのがお昼。上海みたいに、いつでも食事ができるわけではないので、13時を過ぎてしまうと、昼食にありつけるかどうかも怪しくなります。結局、私達もなんとかみつけた餃子屋さんで、お昼を済ませました。

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 午後からもひたすら山の中の村々を訪れました。観光地ではないので、情報はほとんどないのですが、Google Mapを見ながら、湖やダムを見つけては、その周辺までクルマを走らせて見ました。日本の田舎の原風景のような景色が、どこまでも広がっていて、なによりも、PM2.5値を気にしなくてもよい新鮮な空気に、心が癒される思いがしました。水と空気が良いと言うことは、本当に大切ですよね。



 この日は桐廬の中心地で宿泊。宿泊に使ったホテルは、開元名都酒店で、5★クラスのホテル。まだ設備的にもあたらしく、地方都市の5★ホテルとはいえ、サービスは確りとしていました。部屋は、ホテルのHPから、無煙室を予約できましたし、ちゃんとNHKも入ったのには驚きました。(地方都市では5★でもNHKだけはないことがよくあります。)朝食も、バイキング形式できれいなレストランには驚かされました。

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 中国では、とくに長江デルタエリアでは地方都市が確実に豊かになってきています。生活に関しても、人口の過密はないし、空気もよく、物価も安いので、上海などの大都市よりもずっと享受できているのではないかと思います。なによりも、心のこもったサービスを受けることができるのもいい。地元の人たちは、とっても温かいです。

 浙江省桐廬の印象は、上々です。




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posted by 藤田 康介 at 07:13| Comment(0) | 中国旅行記