
日本食と中華料理の食べ方の大きな違いは、やはり一つのお皿を全員でつつくスタイルをとっているところだと思います。一人分として出される料理だと、残してしまうことに罪悪感を感じるのですが、大皿で出て来たものに関しては、責任感が格段に下がります。また、大皿ででてきた料理は、ボリュームもあるので見栄えもいいのですが、沢山注文しないと見た目がよくないという欠点もあります。
昨今の物価の上昇で、お皿に盛りつけられる料理の量は、一頃と比べると確実に減りました。でも、やっぱり多い。少人数の時は、どれだけ注文すればよいか悩んでしまいます。
接待などで個室を使うことも多いかと思います。そんなときに厄介なのが、最低消費の規定。個室を使う場合は、いくら以上消費をしないといけないという決まりがあり、無理矢理でもその額まで注文させられる。その結果、食べ残しが続出という結果になるのです。これがなかなか融通が効かなくて、料理を頼まずにお金だけを払うと言うことも許してもらえない。結果的に、注文しすぎで残飯を増やすと言うことになります。
中華料理は、豪華になればなるほど、動物を使った料理が増えます。結婚式などで出される料理も、動物のオンパレードで、最後に野菜が出される程度。だけど、鶏のスープなどでも、鶏一羽がほんの少しだけ手がつけられて、後は残飯といったこともよくみられます。スッポンや豚の角煮なんかにしてもそうです。本当にもったいない。
また、中国の外食産業の場合、調理場でどうやって料理がつくられているのか想像もつきません。食が作られることに対してのありがたさを感じるチャンスが少ないように思います。
そもそも、食育という観点から見ると、子供の時から「もったいない」の教育がなされていないのが気になります。学校の給食でも、嫌いだったら平気に残飯に入れてしまう子供たち。なによりも、偏食の中国人の子供たちが多いのは困ったものです。
私自身は中国のレストランが基本的に嫌い。タバコの煙は避けられないし、なによりも騒がしい。会話もままならないことが多いし、馴染みの店ならともかく、自分にあわない料理がでてきたら、もっと嬉しくない。ということで、ここ最近の会食や打ち合わは、自分のところの甘霖健康医療相談所で行っています。大きなパーティをするときは、コックさんに来てもらったらいいわけだし、ちょっとした打ち合わせには私にとってはここが一番です。やっぱり食材にはこだわりたいです。
参考までに、中華料理をうまく(健康的に)注文する方法のような記事も以前書きました。
