2013年01月02日

初詣は伊賀の新大仏寺(さるびの温泉)

正月の帰省と言えば、まず初詣に行くわけですが、今年は伊賀市(旧大山田村)にある新大仏寺に行きました。伊賀成田山とも呼ばれています。
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 実は、このお寺のすぐ近くに土地があり、そんなご縁で日本に戻ったときには時々お参りさせて頂いているのですが、なぜこんな山奥に由緒あるお寺が建てられているのか、不思議に思われるかも知れません。鎌倉時代に重源上人が開祖したといわれ、奈良東大寺の伊賀別所となっていました。立派な盧舎那仏が当時の面影を彷彿させます。

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 この場所が何故選ばれたかは諸説があるようですが、私にとって一番説得力があったのが、付近の景色が中国江南エリアの山々に非常に似ているという点です。私が中国で浙江省や江蘇省の山々をドライブするとホッとした感じがするのも、あのあたりの風景と私の故郷の山々とよくにているからなんです。

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 近年、お参りした神社仏閣ではお札をもらうようにしているのですが、この新大仏寺では祈祷もしてもらいました。真言宗で、護摩木を焚いてお祈りする方法。テレビでは見たことがありましたが、実際に目の前でご祈祷していただくのは初めての経験です。



 護摩が燃やされると、部屋がどんどんと煙たくなるのですが、その煙が大変ありがたいのですね。中医学の「気」も、実は煙や雲と深い関係があります。何もないところからものができてくる象徴として、「気」が扱われてきました。そのあと、和尚から年頭のお言葉をいただく。新年早々、大変ありがたいことです。

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 さて、初詣での帰りはさるびの温泉へ。さすがに正月だけに多くの人で賑わっていました。

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(お腹を空かせた娘は、入浴前にお気に入りの日本のうどんを。今回の日本滞在で何杯目か。。)

  ここの温泉もまた私のお気に入り。なにがすごいかというと、ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉のヌルヌル泉質なのです。それだけでも温泉に入ったという気分になりますが、温泉に入った娘はなかなか出てこない。かなりのお気に入りだったようです。

 しかし、年始のお休みだけに、入浴する人の多いこと。皆さん、思い思いの入浴スタイルを楽しんでおられました。



※1月9日から新年の診察開始です。



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posted by 藤田 康介 at 00:23| Comment(0) | 日本の温泉