2013年02月06日

上海の極楽湯でホッと一息

 奈良県人として、ちょっと注目していた極楽湯。1998年に奈良に直営店がOPENして、ついに上海にまでやってきました。そして、2月6日に上海浦東新区の金橋エリアにOPENしたばかりの極楽湯に早速いってきました。ちょうど、前日に「ガイヤの夜明け」で上海の極楽湯を紹介していて、温泉研究家の一人として、興味津々にエピソードを見ておりました。
 2月6日は水曜日で、私は朝から晩まで診察している日。日中にはとても行けないので、仕事も終わった夜8時頃に徐匯区の中山西路にある中医クリニックから、一路クルマを運転して浦東新区までワープ。さすがに、旧暦の師走の上海は高架道路道路もガラガラに空いていて、30分ほどで到着しました。

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 今、上海ではちょっとしたSPAブームかも。我が家の近くには、お馴染みのニュースター(韓国系?北朝鮮系?)の3店舗目ができていたし、そこからクルマを15分ほど走らせると、今回の日系の極楽湯に到着します。欧米人が多くて、ちょっとしゃれた金橋エリアのすぐそばにあります。

 駐車場はクルマ200台駐車可能なので、今日も問題なく駐車できました。これはありがたいし、郊外型のSPAはこれからは駐車場が絶対必要です。

 さて、エントランスには立派なのれんが掛かっていて、おお!日本のスーパー銭湯に来た!といった感じです。くつを脱ぐ形式は日本と同じ。靴のお札をもって、受付で鍵を受け取り、さらに浴衣を選ぶ感じになります。やはり、靴を脱がないと清潔感は保てない。ただ、地元中国の方は足の臭いを気になさる人が多く、脱ぐのはちょっとと言う人も。ニュースターとちがって、こちらはカーペット敷きでした。浴衣は8種類から選べるというもの。このあたりはさすが日系ですね。

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 ロッカールームも清潔。電子式の鍵付きのロッカーでした。土足でないので、こういうところに差が出てきます。水着も必要なく、素っ裸でさっそくお風呂へ行きました。

 ウワサ通り、まずは掛かり湯。これでもかというほど説明が書かれていて、今日の所は大部分の人はマナーが守られていましたが、日本式入浴方法は確かになれなければ面倒。
 内風呂には高濃度炭酸泉や、日替わり風呂、絹水素風呂、もちろん露天風呂までありました。上海の硬水は軟水に変換されていて、これが肌にきもちいい。我が家のお風呂は、悪名高い上海の水道水対策として浄化装置を2つ使っていますが、さすがに軟水にまではしていません。軟水にするだけで、これだけ感じが違うのですね。ちょっと感動しました。

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 炭酸泉の研究(一応、日本温泉気候物理医学会に所属)をしている私としては、大きく面積がとられた高濃度炭酸泉の浴槽は嬉しかった。お湯の温度が高くなくても、じっくりと温もることができますからね。

 そのほかに、垢すりのエリアや大きなサウナ室などもあり、とっても良い感じに仕上がっていました。洗い場も大きいので、使いやすかったです。

 露天風呂に関しては、おそらく私の知る限りでは、浦東新区では初めてではないでしょうか。ニュースターにもありませんでした。露天風呂には、極楽湯の五右衛門風呂も。ご丁寧に、五右衛門風呂の由来も紹介されていました。ただ、あまり認知されていないのか、入っている人はまばらでした。でも、露天風呂はいいですね〜。ああ、これでスーパー銭湯に来たという感じに。また、ここが本当に上海なの?と錯覚を覚えてしまいました。(^_^)

 さて、風呂上がりは浴衣に着替えて、館内を散策。日本の工芸品の展示・販売コーナーがあったり、エステのコーナーがあったり、結構充実。そして、さまざまな岩盤浴が楽しめる大きな広間では、くつろげるような工夫がされていました。もちろん、日本料理などのレストランも。休憩室のテレビでは、すべてNHKが流れていましたが、これは現地の中国の人たちにはどう映ったか。日中関係が微妙な時期だけに、私は色々余計な心配をしてしまうのでした。

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 いくつか気になった点もありました。確かに、従業員の教育はよくされていると思うのですが、これを中国という文化背景で維持していくことは大変だと思います。なんせ、働いてはすぐやめるという風土ですからね。さらに、一番気になったのは最後の会計から靴を受け取るまでの動線。今日は初日の夜だけに人が少なかったからよかったものの、もし人が多かったらかなり大変なことになるのではないかと思いました。特に、靴が出てくるまでに待たされるタイミングがあるので、馴れていない人は注意が必要です。

 でも、私も中国各地の温泉や浴場を体験していますが、日本人の我々からすると、いつもの感覚で利用できるスーパー銭湯だけに、よかったと思います。少なくとも、日本のお風呂文化を広めるには大切な場所になるのではないかと思います。割引きの会員カードも作ったので、ちょくちょく行くことになりそう。。。。仕事を終えてのひと風呂にはいいですね。

思えば、1996年に初めて上海に来た頃、お風呂に入るというのは本当に贅沢なことで、そもそも浴槽すらないというところが多かった。私も、年に数回、日本に帰るときだけが、お風呂に入ることのできる至福の楽しみでした。それが、いまや日本式のスーパー銭湯まで上海にできてしまい、いろいろと選べるようになりました。

 何度もいいますが、中国では何かをはじめるのは難しいですが、継続することはもっと難しいです。日本文化の象徴として、今後も見守って行きたいと思います。

【データ】極楽湯碧雲温泉館
 営業時間(プレオープン中):11:00〜23:00
 住所:上海市浦東新区新金橋路600号
 電話番号:021−38751245
 HP:http://www.gokurakuyu.cn
料金:大人128元 子供46元
 

posted by 藤田 康介 at 01:34| Comment(3) | 中国の温泉