2013年02月08日

民族の大移動

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(中医クリニックの前も雪化粧)

 いよいよ春節ですね。
 中国で最も重視されている連休、それが春節だと思います。大部分の上海に来ている出稼ぎ労働者たちは、極端な話、この春節に田舎に戻るために精一杯働いているといっても過言ではありません。それぐらい大切なのです。だから、春節前1週間ぐらいからあらゆるヒト・モノの流れが止まりはじめます。上海の街はもぬけのからになり、田舎が大いに賑わうわけです。我が家の近くの道ばたで、雨の日も風の日も雪の日も煎餅を売っている東北地方出身のお兄さん家族も、さすがに昨日あたりからいませんでした。田舎に戻ったんでしょうね。

 ただ、この流れも、近年変わりつつあります。我が家のアイさん(家政婦さん)は、四川省出身ですが、今年は田舎に戻らないと言っていますし、家族全体で上海に移住してきた人たちや、もう農業をやめてしまった人たちは、上海に残っているようです。

 この時期に上海の地下鉄に乗るのが楽しい。

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 春節用品「年貨」を買い込んで乗ってくる人や、忘年会で会社から支給されたお土産をほろ酔い気分で提げて帰っている人など。そして、大きな袋を抱えて故郷に急ぐ民工さんたち。ああ、みんな春節を期待しているんだなあということがしみじみ実感できます。

 だから、今回の雪のように、交通が遮断されてしまったら大変。それこそ、人々の不満が爆発します。だから、政府も春節の移動には格段の注意を払っていることがわかります。我々中国にいる外国人も、春節の重要性を意識してあげる必要があるのです。

 うちの中医クリニックですが、2月8日に春節前の診察は終了しました。新年明けは2月14日から診察を始めます。診察室の整理を済ませ、スタッフ達に大きな声で「新年快楽!」と挨拶を。つぎにみんなに会うのは春節明け、いわゆる「新年」です。

 私は、日本の正月には帰省しましたが、春節は上海に残っています。他の医師が長めに帰省するので、居残り当番をしなければなりません。

 残念ながら、日本ではこの春節の感じはありません。暦が欧米と一致してしまっているので、春節の頃になると、アジア的な季節感を無くしてしまった日本がなんとなく寂しい。いや、そうだったからこそ日本が先に発展出来たのか、何かいろいろ考えてしまいます。




2月9日〜13日まで春節休診です。


posted by 藤田 康介 at 07:56| Comment(0) | ここは上海なり