2013年02月11日

春節といえども、市場の朝は賑やか

 上海の崇明島3日目。

 今朝、まだくらいうちに目覚めると朝食もとらずに宿を出発。目的地は、近くの港町堡鎮の野菜市場への買い出しです。といっても、コテージのある陳家鎮からは20キロぐらいの道のり。道路が広いので、移動はらくなのですが、距離があるのが中国です。

 この堡鎮は、長江大橋が出来る前は、上海宝山エリアと結ぶフエリーが発着する港町でした。浦東の自宅から自転車で崇明島に通っていた頃は、この堡鎮を起点にして、東灘へ自転車を走らせました。崇明島から上海本土を結ぶバスが走り始めても、フエリーは残されていますが、利用客のながれは、完全にバスに移ってしまいました。

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(竹みたいに長いサトウキビは中国庶民の大切なスナック)

 春節で、田舎に行くとあらゆる店が尽く閉まってしまっても、そこだけ活況なのが中国の市場。どんなにスーパーが閉まっていても、市場はしっかりと開いているのは凄いと思います。特に、農民達が市場のまわりに自分たちが作った農作物を売りに来ます。じつは、これが場所代を摂取される市場の中の野菜よりも新鮮で安かったりするので、私たちの買い物の目的でもあります。まさに、生産者である農家の人の顔を見ながら買い物ができるわけです。活きの良い野菜は、絶対朝買うのに限ります。

 朝食は、堡鎮のフエリー乗り場へ。橋がないころ、クルマをフエリーにのせるのが大変で、コネのない人は、長い行列を作っていました。もちろん、自転車同様で、下手したら載せてもらえないことも。そんなとき、時間を潰したラーメン屋がまだ廃業せずに残っていました。懐かしい思いがいっぱいで、朝食の麺を頂きました。上海人も大好きな雪菜ロース麺と両面焼きの目玉焼きです。

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 そして、こんどはルートを換えて島の中をドライブしました。今回走ってみたのは、北沿公路。ここは、美しい並木道があって、自転車で走ったときも気持ちよかった印象がありました。GoogleMapをみてみると、この通り沿いにいくつかの沼(湿地帯)があったりします。そういった場所へふと行ってみたりすると、意外な収穫があったりするのですが、今回もそうでした。

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 ダートになってしまった道路でいけるところまでクルマを進ませ、その後は歩いて目的地を目指します。あたりは本当に静かで、時々鳥の鳴き声がする程度。あとは、サラサラとかれた芦が擦れる音が聞こえてきます。ああ、上海にもこんなところがあるんだ!となにか大発見した気持ちになるのですが、そもそも中国での旅行とはそういう感動が楽しい。観光地はどこも掘り尽くされた感じがしますからね。

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 そして、農家が美味しい食材を収穫していたら、いつもお願いして現金で直接買わせてもらっています。今回も、ちょうどアヒルの卵を運んでいる農家の人に出会って、採れたての卵を分けてもらいました。

 お昼は、近年崇明島でも増えている農家楽へ。観光客を相手にした、農民達による素朴な地元料理をいただくわけですが、出てくるモノは大抵きまっていて、地鶏と蝦と魚と野菜。でも、この4品が欠かせないのです。農民達の現金収入に少しでも貢献できたらと思い、もちろん注文しました。娘も完食。やっぱり、食材が違うんですよね。

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 こうした農家楽で使われる食器などは、現在、まとめて洗ってくれるセンターがあり、食器の不衛生問題はかなり改善されました。以前と比べて、農家楽で食べる敷居が低くなったように思います。ぜひ一度は体験してみたモノです。

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 帰りは、例の極楽湯で一風呂。金橋エリアにあるので、崇明島からの帰りなら、クルマで立ち寄るにはちょうど良い場所です。2日間の歩いた疲れを大きなお風呂で癒すという贅沢が上海でもできるようになりました。

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(地元上海のお客さんで極楽湯もしっかりと賑わっていました。ちょっと安心。。。)

 こうやってお風呂に入っても、まだ明るい時間に自宅に戻れるのが崇明島旅行の強み。夜は、今日買った食材だけで妻が料理を作ってくれました。売ってくれた農家の人の笑顔を思い出しながら、頂きました。

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 2月9日〜13日まで春節休診です。


posted by 藤田 康介 at 00:23| Comment(0) | 上海観光