
ちなみに、うちの娘はローカルの幼稚園に行っています。ローカルの幼稚園の最大のメリットは、保育時間が長いこと。基本的に夕方迎えに行くのは16時頃。また、給食も出るので弁当作りの必要がない。長期の休み方も中国式なので、日系の幼稚園のように春節休みがきたらまた春休みといったこともありません。
そういったこともあり、日本人のお母さんでもローカルに通わせているケースも見受けられています。うちの娘のクラスにも、日本人がいました。

そもそも、上海は共働きの家が多いので、必然的に色々と考慮されたシステムになっていることは「さすが!」と思います。また、ネットの普及で、中国語ですがSNSも活用されています。
保護者会は夜に行われました。もちろん、子供を連れて行っても構わない。
教室には、英語の単語がそこら中に貼られていて、幼稚園の年少から英語教育には熱心。娘は、最近、英語の歌も見よう見まねで歌うようになっていましたが、子供にとっては外国語は楽しいみたい。考えてみれば、娘は日常的に中国語、上海語、英語、日本語の環境に日々いるわけですからね。
参加者はお母さんだけでなく、お父さんも多い。日本では「イクメン」とかいわれているけど、上海だったら意外と普通です。
担任の先生は二人です。それぞれの先生からいろいろお話を聞く。主に日常生活の事が多かったです。中でも笑ってしまったのは、「着すぎ」の問題。登園するときにセーターやらジャンバーやら着すぎて、暑くて動ける状態ではない。先生からは「着すぎないように」と。「ほら、日本人の○○をみてみなさい。冬でも半ズボンで。」とか言われるように、日本人の薄着は上海でも有名です。
上海の街の大人達をみても分かるように、色々な場所でのマナーや礼儀がまだまだ不足していて、そうしたしつけをしていくのが難しい。でも、幼稚園ではそこそこ教わっているようである意味、安心もしました。先生達が、親たちにも細かく指導していました。(^_^)
そもそも、中国では親に対する育児情報が不足しています。何をどうすれば良いのか、さらに上の代に聞けばいいようなものですが、一昔前の世代と我々の世代とは、社会的にも差が大きすぎて、そのギャップがよく問題になります。特に、祖父母に育てられてきた子供たちも多いわけですから。
子供の幼稚園の様子が気になるようで、保護者会の後は先生にいろいろと聞く父兄の姿。また、幼稚園からは子供たちの日々の様子を収録したDVDも配られました。

近年、交通問題がややこしいので、娘の幼稚園でも通学バスが派手になってきました。モデルはアメリカのスクールバス。上海市内でも黄色のバスが増えてきました。こちらの交通法規でも、通学バスに関しては格段の配慮がなされています。
