
(Appleが電動自転車をつくっていたっけ?)
今朝の上海浦東新区の大気の状況は極めて良好です。今朝6時現在のPM2.5は13、PM10は26、AQIは74。日本で花粉症が酷い人も、上海ではまず発症しないし、今日は絶好の屋外での運動チャンス。また、部屋をしっかりと換気しましょう。
さて、上海市では、かなり前からガソリン車のスクーターが禁止され、電動自転車にとってかわっていますが、電動自転車が原因とみられる交通事故が多発し、当局も取締に躍起になっています。
さらに最近、路上で電動自転車を取り締まる警察官をよく見かけますが、どうやら法規制が12年ぶりに改定されたようです。その中で、いくつか重要な変化もありましたので注意が必要です。
今回の改定で興味深かったのは、電動自転車に対するナンバー管理方法が変わったことです。ご存じの方も多いかと思いますが、中国では自転車や障害者用の手こぎ車椅子に対しては登録が必要で、自転車本体にも刻印が打たれます。
電動自転車でも同様ですが、今回の法改正では、上海以外のエリアで購入し、統治のナンバーを取得した電動自転車も、上海に乗り入れるときは上海のナンバーが必要であるということになりました。当然、ナンバーなしも違法になり、50〜100元の罰金となります。
電動自転車の二人乗りに関しても、上海市では規定が出ました。現行の中国の法律では、電動自転車で2人乗りをしてもよいかどうかは規定されていないのですが、上海市では大人の運転する電動自転車では、12歳以下の未成年なら1人だけ載せてもよく、学齢期前の子供を載せる場合は、専用の椅子を設置しなければならないとしています。さらに、電動自転車を運転できるのは12歳からだそうで、12〜16歳が運転する場合は、人を乗せてはならないということです。これは、自転車も当てはまるみたいで、日本みたいに前一人、後ろ一人の3人乗りは禁止されているということです。
また、電動自転車が没収され、さらに200〜2000元以上の罰金が課されるという厳しい規定が、規格外の電動自転車に適用されるとのこと。最近、改造して時速40キロぐらいを平気で出してしまう電動自転車がみられますが、こうした改造車の取締を強化するとのことです。国の規定では、車体重量が40キロまで、最高時速は時速20キロまで、出力は240Wまでとなっています。もし規定を満たしていなかったら、上記のナンバー登録ができないということになっています。
うちの家政婦さんは電動自転車を乗りません。最大の理由は安全面。日常的に、電動自転車で交通事故をおこしたという話を耳にすると、確かに恐ろしい乗り物ですよね。クルマを運転するものからしても、歩行者からしても大変気を遣います。
でも、いまや完全に中国の市民の足となって市民権を獲得している電動自転車。ただしく運転してもらいたいです。
