昨晩は、名張市の赤目四十八滝の近くにある山水園に宿泊しました。私が幼少時代に名張市に住んでいたころからある、40年の歴史をもつ旅館です。鉱泉ですが、一応湧いていて、日本的な風情を感じてもらいたいと思って、坂本小屋からも近いエリアに選んだ旅館です。


泉質は単純弱放射能鉱泉(弱アルカリ鉱泉)で、源泉の温度は低いのですが、加温してもらうとこれがなかなか気持ちいいお湯に仕上がっていました。

実は、この温泉は私も非常に思い出があります。私は、小学生時代は名張市立桔梗が丘南小学校に通っていましたが、小学4〜5年生と担任となった故松本先生と、先生が亡くなる前に最後に入ったお風呂がここでした。ちょうど上海留学中の一時帰国で先生のお宅にお邪魔し、語り合ったのを憶えています。先生は、私の人生に大きな影響を与えた人生の大先輩の一人ですが、残念ながら若くして亡くなりました。

こうしたお風呂の楽しみは、外国から日本に来る旅行者にとって、至極の時間です。さらに、日頃の外来で肩こりを抱えておられる先生も、ここのお湯にはいったら無くなってしまったと、中国ではまず入らない朝風呂にも行かれていました。

(朝食も丁度良い量でした。伊賀米が美味しい!)
午後は、その足で大阪市内へ買い物。途中まだ身体は元気なのだが、末期癌の伯父を恩師と共にお見舞いして、難波界隈のショッピングへ。クルマでの移動は、こういった思い切ったことができてしまうから便利です。
お昼は、千日前にあるお好み焼き屋の「風月」で。たこ焼きとくれば、次はやっぱりお好み焼きでしょう。目の前で焼き上がってくるお好み焼きは、もちろん恩師も初体験。

さらに、日本旅行のお土産=炊飯器という構図はすっかり定着してしまったようで、私の恩師が真っ先にビックカメラで買ったのが、やっぱりIH飯器。マイコンの炊飯器より、こっちの方がいいというリクエストで、お孫さんたちが来られても大丈夫なように、大きめの「日本製」を買われました。

(先生は健康グッズが大好き。ビックカメラの健康グッズ売り場や薬局をくまなくチェック)
そして、もう一つ先生が購入されたのが、なんばウオークで見つけたカツラ屋さん。ここで、部分カツラを購入されました。今、上海でもこうしたカツラは手に入るのですが、やっぱり日本のものは良いとたいそうご満悦でした。

買い物の後は、一旦先生を奈良の実家まで送って帰り、私は奈良県天川村の村おこしプロジェクトのメンバーと食事のため再度大阪堺筋本町へ。温泉を絡めた村おこしができないかということで、お話を伺いました。こちらも今年の夏からいろいろ動きがありますので楽しみです。
【データ】赤目山水園
住所:三重県名張市赤目町柏原1203
HP:http://www.akame-sansuien.jp/
