2013年05月31日

指宿・山川温泉、そして鹿児島市内へ

 指宿に来たら絶対入っておきかった温泉があります。それが、山川温泉にあるヘルシーランド・たまてばこ温泉です。マスコミなどでもよく登場するので見たことがあるかも知れません。

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 ここは、前日の木曜日が定休日だったので、近くを通ったのにもかかわらず、改めてこの日に出直して、朝イチの9時からお風呂に入りました。おかげで、気持ちいいお湯に朝から堪能できました。

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 生憎の天気で、目の前に座っているはずの開聞岳は見ることができませんでしたが、それでも海のそばの露天風呂は雰囲気が抜群です。

 泉質はナトリウム・カルシム塩化物強塩泉で、一般に関節痛・五十肩・疲労回復・神経病などに効果があるとされています。お湯の感じはごく普通かも知れませんが、景色が最高で、さらにガラガラだったので、大きなお風呂を独占できました。

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 このあとは、指宿スカイラインを利用して、鹿児島市へ。ナビでは海沿いを走るようにということだったのですが、海沿いは信号も多いので、思い切って山の中を走ることにしたら、これが良かったです。途中、濃霧になりましたが、緑のトンネルのなかを突っ切り、鹿児島市内へ。お昼の時間でもあったので、鹿児島でなにか美味しいものを食べたいと思い、たまたま入ったお店がこのさつま路でした。お店の雰囲気もよく、「かごしま地産地消推進店」に認定されているらしい。そこで、地元料理の一つでもある白湯鶏飯を注文できました。

 鹿児島に来て、鶏料理はよく食べたのですが、鶏スープの料理がないというのが不思議で、中国では鶏といえば真っ先に地鶏のスープとなるので、なぜないのか不思議でした。そういった意味では、この鶏飯(けいはん)が、鶏スープに相当するのかも知れません。

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(具と鶏スープをご飯にかけていただく食べ方です)

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 妻は、黒豚のみそ焼きを注文。これも美味しかったです。

 鹿児島は、食べ物が本当に楽しい街ですね。


 そのあと、私と妻娘は別行動。私は、今回の旅の最大の目的でもあり第64回日本東洋医学学会学術総会が開催される鹿児島の城山観光ホテルを目指しました。妻達は市内観光。この日午後からしっかりと勉強です。

posted by 藤田 康介 at 16:20| Comment(0) | 日本の温泉

2013年05月30日

指宿の砂蒸しと地熱発電・知覧

 この日は指宿とその周辺の観光に当てました。

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(朝はプライベートビーチを走る)

 まずは、九州電力の山川地熱発電所へ。温泉研究と切っても切り離せない関係にあるのが地熱発電です。一般にも公開されていて、見学に行くと担当者が丁寧に説明してくださいます。そもそも、地熱発電には温泉旅館との難しい関係があり、源泉に影響がでないのかどうかの議論が今も続いています。出力3万キロワットの発電所ですが、思ったより仕組みは簡単のように感じられました。

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 指宿は色々と楽しいところが多いですが、日本の戦時の歴史を痛感する場所もあります。

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 その一つが、知覧でしょう。知覧には知覧特攻平和会館があります。ここから、陸軍特攻隊が日本や満州から集結し、飛び立っていた場所でもあります。実物の戦闘機や遺品も展示されており、もの凄くインパクトがある展示になっています。私の妻がどう思うかと思ったのですが、10代の若者が特攻隊として命を落とすことはあり得ない!と言っていました。そこから靖国問題にまで会話は発展し、歴史の両面をどのようにするべきなのか夫婦で討論してしまいました。

 幸い、この日は天気にも恵まれ、開聞岳もきれいに見えていました。開聞岳の勇姿には、悲しい歴史があるのが忘れられません。

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 知覧には武家屋敷街もあります。本州とはまた違った街並みを形成しており、歩いてみるのもよいかと思います。日本の道100選にも選ばれています。

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 開聞岳の勇姿と言えば、ぜひ訪れたいのがJR最南端駅の西大山駅。鉄道フアンなら、その写真を一度は目にしたことがあるかと思います。ちょうど、地元の中学生達が職業体験で切手を売っていたので、お土産に買いました。駅前には駐車場も整備されていて、観光しやすくなっていました。

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 お昼はもちろん、指宿で有名な流し素麺。唐船峡まで行ってきました。「平成の名水百選」に選ばれた水を使っての流し素麺ですが、ポイントはそのマシーン。井上廣則さんが開発され、回転式そうめん流し器として実用新案を取得された町長さんで、これが結構楽しかったです。落差60メートルの水圧を利用しているのだそうです。何故か印象に残ったのが、ここのそうめんつゆ。風味があって美味しかったです。

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 巨大ウナギで有名な池田湖に寄ったあと、いよいよ指宿の砂蒸しへ。私は、砂蒸し会館『砂楽』に行きました。

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 指宿の温泉街に位置します。素っ裸で浴衣に着替え、砂の中に埋まること10分。4歳の娘も一緒に埋められました。(^_^) 彼女は結構好きだったようで、もの凄く楽しんでいました。10分いるだけで、汗が出る出る。砂に埋もれていると、心臓の鼓動がドクドクと聞こえてきて、中医学でいう「活血化瘀」の状態になっていることが実感できます。砂蒸しのあとは、会館内にある温泉に入って砂をきれいに洗い落とせます。

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 夜はまた指宿の商店街に繰り出して焼き鳥。上海ではなんとなく鶏肉を食べるのに抵抗があったので、鹿児島では地鶏を満喫しました。木曜日の夜だからでしょうか、あまりお店に人が入っていないのは残念でしたが、料理は良かったです。ここで、指宿で出てくる刺身醤油が甘いことを発見!食べたことない味に感動してしまい、さっそくスーパーに行って買って来ました。

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(すいかがとっても美味しかった)


posted by 藤田 康介 at 16:20| Comment(0) | 日本の温泉

2013年05月29日

長湯温泉〜阿蘇〜鹿児島指宿温泉

 朝はまずは近くの長湯湖まで走ってきました。水が良いので、このあたりには沢山の豆腐屋があります。わき水はどれも飲めるレベル。

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 さて、長湯温泉にある大丸旅館のお風呂はなかなか。とても風情のある作りになっています。そして、食事も色々と工夫されています。特に、中国人の我が妻に評判が良かったのが温泉で作った朝食の豆腐。

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 朝の朝食の個室も川沿いにありせせらぎの音がとても気持ちいいのです。

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 さて、まずは湧き水があふれ出ている小津留湧水へ。ここは湧出量が半端ではなく、もうジャージャーと溢れて出ている感じです。朝から、沢山の人たちが水を取りに来ていました。

 昨日は高速道路が多かったですが、とりあえず今日の行程では山の高原の道を多く走りました。前回、阿蘇山に来ているのですが、火山活動が活発だったようで、河口まで行くことができませんでした。ところが、今回は料金所を越えて公園道路の先まで上り詰めることができました。

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 娘にとっては生まれて初めての火山。どうやら、娘の頭の中には、火山と言えば恐竜の世界というイメージしかないらしく、目の前に火山があることにかなり興奮した様子。地球が生きていることを、少しでも実感できたのではないでしょうか。

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 阿蘇山では乗馬もしてきました。上海の奉賢で馬に乗れるのですが、それ以来娘がすっかりと馬が大好きになり、ぜひ阿蘇でも乗ってみたいと話していました。

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 本当は、ミルクロードも走りたかったのですが、今日中に鹿児島県の指宿につかないといけないのでパスして、阿蘇山麓のドイツ料理のレストランに入って昼食。偶然に見つけたお店だったのですが、東京の物産展に出展したり、賞を獲得するなど有名な店らしい。レストランのすぐ隣で、製造工場があり、本格的なハムやソーセージが作られていました。

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【データ】直営レストラン バイエルン http://www.aso-njf.jp


さて、ここからはひたすら九州道を南下して指宿を目指しました。市内に入ったのは夕方ぐらい、ホテルに到着したのは予定通り19時頃でした。

 山育ちの私にとっては、海が近くにあるだけでとても新鮮です。鹿児島市内を抜けると、あとは海沿いの道路を走ります。

 指宿と言えば、砂蒸しもありますし、なんといっても大海原を見ながら温泉に浸かれるという醍醐味もあります。というわけで、今回選んだホテルは、指宿ロイヤルホテル。指宿枕崎線の踏切の近くにあるというのも、鉄道フアンの私にはたまりません。食事は朝食だけにしたのも、夜までしっかりとあたりを見学したかったからです。

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 大体の予想通り、部屋からは大海原を見ることができたし、なによりも潮騒の音を聞きながら眠りにつけるというのは素晴らしい。早朝になると、漁船が出漁していくのも目の前で見られました。

 夜は、指宿の街に繰り出す。といっても、子連れなので行動範囲は限られますが、でも美味しいお店を見つけるのは楽しいものです。地元の郷土料理を食べたいと思い、入ったお店がさつま味。ここで出て来た鶏刺しに中国人の妻は仰天していました。中国ではまず考えられません。とくに、この鳥インフルエンザの御時世では。。。。でも、錦江湾でとれた海の幸をいただきながら、至福の一時を過ごすことができました。

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 食後は、駅前に出かけて足湯。JR指宿駅の前には、けっこう大きな無料足湯のスペースがあります。話を聞くと、地元の若い女性が仲良く足湯しておりました。良い感じですよね〜。

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 この日は結構走りました。合計で260キロほど。山道も多かったので、6時間もかかってしまいました。


posted by 藤田 康介 at 16:20| Comment(0) | 日本の温泉