上海の市場と言えば、少し前はH7N9型鳥インフルエンザが心配でしたが、今は活きた家禽類の販売は一切禁止されているので基本的に大丈夫です。

市場に着いたのは、朝の6時過ぎ。今回は、陳家鎮の中心にある大きな市場にやってきました。実は、田舎の市場では6時過ぎでも遅いぐらいで、地元の人が沢山買いに来ていて、すでに駐車場はいっぱい。


アジアのこの市場の熱気は私は好きです。そして、なにか掘り出し物が見つかるのではないかというワクワク感もあります。
陳家鎮の市場の特徴は、なんといっても魚介類が豊富。これはとても上海市内の市場と比較できません。このあたりで珍しい魚と言えば、海のスズキやフグが手に入ること。崇明島では、フグの養殖が徐々に発展してきているとか。崇明島の友達が、地元で養殖をしているので、中国の養殖の裏話をよく耳にします。


珍しい魚では、アンコウを見つけましたが、上海人の妻も上海料理での料理方法を知りませんでした。どうやって食べるのだろう?
今は、刀魚のシーズンで、上海では贈答によく使われます。この日も、ずらっと並んでいて、1匹70元。安くなったとはいえ、結構な高級魚になります。しかし、食べにくいんですよね。詳しくはこちらをご覧ください。
魚以外でも、この市場では野菜類も充実。鮮度が街の中心で買うのと全然違うんです。農薬問題を回避するには、まずはその季節の野菜で、かつ新鮮なもので、農家自身が売っているものを買うことが大切です。とはいえ、農薬はしっかりと水洗いしたらいいわけですし、やはり鮮度を重視したいです。

(中のあんこは大根というお餅)

(おなじみの大餅)

ここの市場では、野菜の苗も売っていました。私もプチトマトの苗を数本ゲット。1本1元(15円程度)ですから、お手軽ですね。茄子やピーマン、西瓜などの苗もありました。浦東の孫橋に行くより安いと思います。

帰りは、娘に東灘国際会議中心(ホテル)に飼育されている豚と山羊を見せてあげ、私が崇明島で大好きなあるスポットへいって休憩。ここにクルマを泊めると、もう昼寝をするしかありません。(^_^)

ちょうど、麦の穂が垂れかけていて、ホーホケキョの声を聞きながら、ボーとするのもいいと思います。娘は用水路にいる魚を追いかけていました。
自然の少ない上海ですが、まだまだ楽しみ方はいろいろあります。ちょうど我々が帰るころ、市の中心部からどっと観光客が島にやってきていました。家に着いたのは10時過ぎ。朝早く家を出たので、なんか得した気分でした。
また来ますね。
