2013年08月25日

40畝の農地をどう使うか?

 先日、このブログで周庄の農園を見に行ったことを書きました。実は、その後いろいろ親友達があつまってきて、本当に農園をする運びになってきました。

 面積は40畝。平米に換算すると約27000平米になります。上海から100キロ程度の田舎とはいえ、これほどのまとまった農地を自由に使ってもいいというのもなんかのご縁だと思います。

 集まった仲間は、私以外はみんな中国人で約10人。海外留学帰りが多く、弁護士や会計士、建築家、さらに農業専攻の大学教授など各方面の専門家達がこのプロジェクトに賛同することになりました。みんな70年代生まれのほぼ同世代です。


 みんな食の安全にはいろいろ気遣っていて、問題の解決が難しいこともよく分かっています。だからこそ、自分たちでどうにかできないかと考えたわけです。

 さっそく、うちの会社「甘霖」の事務所に集まってもらって、どう活用するかのスキーム作りを始めています。投資してお金を儲けようというのではなく、地元の農家の人たちの助けを借りながら、農地に生命を吹き込めないかと考えたわけです。

 現在までの計画では、野菜・果物のほかにも、生薬(中医薬・漢方薬)の栽培も考えています。また、ニワトリやアヒル、山羊などの家禽類も飼育する予定です。現在、すでに先行してウサギ100匹が農場を飛び回っています。

 上海から100キロというのは、高速道路で走るので、さほど遠くはないですし、農地の立地条件も悪くないと思います。みんな子育て世代なので、子供たちにも土を触らせてあげたいという思いもあります。

 さて、どんなプロジェクトになるのか、楽しみです。




8月〜9月の日本出張予定
posted by 藤田 康介 at 14:24| Comment(0) | 趣味の世界

2013年08月24日

中国でのカーナビの海賊版地図

「何事も有料にしている限りは、海賊版は消えない」

 これは中国での鉄則のような気がします。

 だから、GoogleMapやAppleの地図は、当然のことだれも海賊版を作ろうとはしないものの、カーナビの世界は海賊版だらけという上海の現実を知らされました。

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 事の発端は、自分のクルマに搭載されていたカーナビ(純正)の地図が、なんと2010年版で、いまとなればとても古くなってきたので、更新がいつかいつかと待っていたのですが・・・。今年になってもその連絡が来ず、もう機能が古くなったのでいっそう買い換えようと決断。日産のディーラーにいっていろいろ話を聞いて、ディラーで設置してもらいました。

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 ところが、地図を見てもシリアルナンバーが出てこない。「海賊版だ!」というと、「上海では海賊版で十分だ」というディラーの返事に、すっかり呆れてしまいさっさと返品。(1回目)

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 そして、モノは試しと、日系のオートバックス(張楊路×巨峰路)だったらすこしはマシだろうとおもって出かける。欲しかったメーカー(飛歌)のを取り寄せてもらうと、iPodとの接続が出来ると書いている商品なのに、該当するケーブルが手に入らないということで返品。(2回目)

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 次は、同じメーカーで、iPodとの接続ケーブルつきで商品がきたのだけど、 今度も地図は海賊版、さらにケースに傷の入った中古刷新版。これも返品。(3回目)どうも、上海のカーナビ市場には中古刷新版というのが少なくないらしい。

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 そして、結局最後は「卡士达」と呼ばれるメーカーのカーナビで、地図も正規版、iPodとの接続も可能、Bluetooth使用可能のものに落ち着きました。(4回目)

 1ヶ月の間で、4台もカーナビを乗せ替えた人はそういないでしょう。そして、この外された4台のカーナビはまた市井に流通して、だれかのクルマに搭載されることになるのではないでしょうか。

 結論として、早くAppleやGoogleが、彼らのOS技術を使って、カーナビのハードウエアを作ってくれないかと思いました。現に、Aooleではクルマ用のものを開発しているとかのウワサですし、Apple信者としてはぜひお願いしたいと思うのでした。中国のこの分野は非常におかしいことになっている感じです。

 ちなみに、中国のカーナビでも、Android搭載で、3G携帯でのインターネット通信をサポートしているカーナビが登場していました。(飛歌製)

 中国のカーナビの地図は、実は200元(3000円ほど)で手に入るのですが、それすらケチりたいという消費者は少なくなく、結果的に地図メーカーとのイタチごっこになっているようです。そもそも、ソフトウエアや音楽などモノとして存在しないモノに対しての、人々の価値観は中国ではまだまだ低いのが現状なのですね。結局、外付けのカーナビが主流になってしまうのです。

 まあ、今回はいい勉強にはなりました。

 ただ、実際に海賊版の地図でも全然問題なくナビとして使えるのもまた事実なんです。
 



8月〜9月の日本出張予定
posted by 藤田 康介 at 17:59| Comment(0) | 上海の運転免許・クルマ・教習所

2013年08月20日

浙江省莫干山のコテージ「西坡」に宿泊して

 上海から200キロちょっとで行ける山といえば、浙江省徳清市にある莫干山が有名です。上海浦東からだと、高速道路で2時間半ほどの道のり。山のない上海市民にとっては、格好の保養地でもあり、避暑地でもあります。

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 つい先日は、浙江省の安吉へ行きましたが、安吉と莫干山は山一つ隔ていてて、25キロほどの距離になります。同じく、天目山系に近いエリアということになります。ここの特徴は、かなりセンスのいいコテージが多く、山村におおい一泊150元ぐらいの農家楽とはまったく趣のことなるものになっています。

 たとえば、莫干山のなかでも、高級コテージ(リゾート)として有名で、人気が高く、予約も大変というのが、裸心(naked)です。最低でも1泊1500元ぐらいの値段がします。残念ながら、2ヶ月ぐらいまえから予約しようとしましたが、予約のスケジュールがうまく合わなかったので、今回はパスしました。

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 そこで、私が今回、莫干山で宿泊したのが西坡(HillSIDE VILLAGE)でした。山の奥にあり、カーナビで到達するのが難しいのですが、劳岭隧道(トンネル)ならカーナビでも見つけられるので、そこに設定するのがいいと思います。このトンネルがまた結構野生味のあるトンネルで、ごつごつの岩を切り出したもので、まるで天然の洞窟。当然、中でのすれ違いが難しいので、反対側から対向車がないときに進入するのが無難です。


 こんな山奥に本当に、1泊600元や1500元も出せるような宿泊施設があるのかとても半信半疑だったのですが、到着したら納得しました。5★クラスのホテルに引けを取らないコテージに仕上がっていました。

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 西坡に到着して感心したのが、建物が農家をリフォームしたというもの。農家そのものに滞在する農家楽(民宿)は数々体験してきたけど、リフォームしたものに滞在するのは初めてです。しかも、おそらくデザイナーが入っていると思われ、台所から居間、トイレやバスにいたるまで、モダンな作りになっていました。

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 さらに、面白いと思ったのは、西坡のコテージはそれぞれが完全に独立していて、食事も台所も、そのコテージのものが使われ、地元の人たちがやってきて調理します。総合管理棟や大食堂などがないので、非常に親近感を感じます。

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 だいたい、中国の田舎の山の中といえば、トイレやシャワー、さらにはトイレットペーパーまでも困ることがあるのですが、ここではそんな心配は一切なし。都会人の生活様式をここまで考えたコテージにはビックリしました。しかも、農村ではなかなか見かけないバスタブまでもあるではないですか!

 部屋に入るや否や、準備されていたのがウエルカムドリンクならぬ、ウエルカムフルーツ。地元の梨がとっても美味しかったです。

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 食事は、地元の食材をつかったもの。魚と豚肉と野菜2品の組み合わせ。こういうシンプルな料理がいいですよね。山から吹く外のそよ風が気持ちよかったので、テラスで食事をいただくことにしました。

 このあたり、この西坡以外にも結構いろいろなコテージや民宿がありました。ただ、どこも家族やグループで貸しきりになっていて、満室状態。人気の高さをうかがい知ることができます。

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 外に停めてあるクルマのナンバーは、8割方が上海ナンバーなので、上海から来ている人が多いみたいです。

 夜の散歩から帰ってくると、リビングでくつろぐ。冬には、暖炉に火が入るという本格派でした。すきな音楽を楽しみながら、ソフアーで語らうこともできます。ここでも一工夫が。実はリビングにはテレビがないのです。テレビは、べつに畳部屋というのがあって、そこで見るようになっています。ちなみに、客室にもテレビがありません。テレビなんかなくても、十分に楽しめる山村の生活を体験して欲しいという意図を感じてしまいました。

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 そして、部屋に戻ると、枕元にプレゼントが置いてありました。完全無添加の手作り点心が、点心師のサイン入りで出てくるというこだわり。あまりにも美味しかったので、お土産にと思ったのですが、まだ大量生産できないのだそうです。

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 夜になると、あたりは虫の鳴き声がこだまします。安吉でもそうでしたが、網戸がなくても蚊が入ってこないので、窓を全開にして寝ました。エアコンがなくても、ぜんぜん平気な温度でした。

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 朝はニワトリの鳴き声でお目覚め。近くのダムまでランニングしてきました。途中、にわか雨に遭いましたが、記録的な雨不足の浙江省北部にとっては恵みの雨ですね。

 そして、いよいよ朝食をいただく。これも興味深くて、中国式と西洋式の混合タイプ。まさか、こんな山の中で牛乳やベーコンエッグが出てくるとは思いませんでした。

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 とにかく意外続きの山中泊。一旦、このスタイルが普及し出すと、一気に農村での旅が変わるのではないでしょうか。そんな感じがしました。

 中国の田舎旅も見えないところで確実に変わってきています。新しい発見が一杯の今回の莫干山のドライブ旅でした。



8月〜9月の日本出張予定
posted by 藤田 康介 at 23:37| Comment(0) | 中国旅行記