2013年08月07日

上海の水蜜桃も暑さの影響大

 8月4日、奉賢区の知り合いの農家から、やっと水蜜桃の収穫時期になったから、取りに来てと連絡がありました。例年よりもかなり遅めです。取りに行くタイミングが有り、熟れすぎてもだめで、逆に早すぎると硬くて食べられない。そこで、今か今かと連絡を待っていたのですが、3日の日に電話があり、明日ぐらいが良さそうということでさっそく夕立のなかを奉賢区へクルマを走らせました。

 今年はなにがあったのか、いろいろ聞いてみると、どうやらこの猛暑が原因らしい。とくに、上海中心エリアではゲリラ豪雨があるのに、郊外では殆ど雨が降っておらず、桃の出来が今ひとつだそうです。そういえば、この日もうちの中医クリニックを出発したころは大雨だったのに、奉賢区の農場についたらぜんぜん雨がない。

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 上海市内では40℃越えの気温が普通で、連日観測史上初の高温記録を塗り替えていますが、これは農業にとっては大打撃で、上海エリアでも干ばつによる影響が出始めているみたいです。

 その結果、今年の桃は例年よりも小ぶり。さらに、キメが若干荒い感じがします。甘さはそこそこありますが、残念ながら去年の水蜜桃よりはできばえが悪いと言うことでした。

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 とはいえ、農家の人たちが丹精込めて栽培した水蜜桃なので、美味しくいただきたいと思います。これからしばらくは楽しめそうです。


posted by 藤田 康介 at 19:15| Comment(0) | 中国で食べる

2013年08月06日

浙江省のカブトムシ・クワガタムシ

 土日も中医クリニックで診察している私にとっての週末は月・火です。そして娘もちょうど夏休み。さらに、上海は記録的に猛暑となれば、上海を脱出しない理由はありません!

 ということで、2日間の休みを利用して、浙江省天目山系をハイキングしてきました。上海からは片道350キロほど。高速道路がちゃんとできているので、3時間半ほどのドライブになります。
 
 今回のハイキングの目的の一つに、カブトムシとクワガタムシを娘に見せることがありました。娘も、日本から送られてくる日本語の教材にカブトムシが出てくるので、名前を知っているのですが、実物をまだみたことがありません。

 あまり知られていませんが、実は上海にもカブトムシとクワガタは生息していて、毎年浦東新区の世紀公園で見つけているのですが、今年はクワガタが見つけられてもまだカブトムシが見つけられていません。

 そこで前回、浙江省天目山系の章村の農家に滞在ししたとき、地元の人が夜になるとカブトムシが家に飛び込んでくることを何度も確認しているので、生息しているのには間違いありません。しかし、このあたりは竹林があっても、日本の山里のようにクヌギがない。上海では柳に集まってくるのですが、天目山系では事情が違うようです。

 ということで、運に任せながらのハイキングとなりましたが、さすがに天目山周辺は昆虫の宝庫。ハンミョウはまるで道案内のように目の前を飛んでいますし、クロアゲハやカラスアゲハ、オニヤンマはもちろんのこと、日本のゴマダラチョウやアカタテハやゴマダラチョウの仲間と思われる蝶もとっても多いです。

 そして日頃、見かけない昆虫にヘビトンボがありましたが、とっても奇抜な外感に、その大自然のデザインの妙に感心しました。

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 そんなとき山の中を散策していると、「あ!」と見つけることができました。

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 あの、日本でもお馴染みの角を持っているカブトムシです。それも、1匹ではなく、2匹3匹と木にへばりついているではないですか!

 ちょうどお昼過ぎ前だったのですが、まさかこんなところでカブトムシの雄たちに出会えるとは思いもしませんでした。

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 日本と中国大陸は、海で隔てられていますが、カブトムシの角の形はまったく一緒でした。セミになると、ヒグラシやクマゼミの仲間でも鳴き方が全然違うのですが、カブトムシに関してはまったく一致です。とくに、赤茶色の通称:アカカブトは、まったく関心のなかった妻も感動するほど、美しいオーラを出していました。

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 そして、さらにビックリしたのは群生するようにいるクワガタです。クワガタといえば、上海でもオオクワガタを見つけていますが、ここにいるクワガタはギガンテウスマルバネクワガタと呼ばれる、マルバネクワガタの一種です。特徴的なのは、オスだというのにあまり大きく発達していないアゴです。交尾しているマルバネクワガタも見つけましたが、オスとメスの区別がけっこうつきにくい感じでした。日本では、本州で見かけることはなく、南西諸島に生息しているようですが、中国大陸では南方を中心に見られるようです。

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 中国といえば、どうも環境破壊のイメージがありますが、国土が広いだけに、まだまだ手つかずの自然が残されています。そうした自然に接するには、やはり自分から乗り込んでいくしかないですね。


 でも、全くの偶然でも、こんな形でカブトムシとクワガタを見つけることができて良かったです。私にとってもいい思い出になりました。


posted by 藤田 康介 at 20:06| Comment(0) | 中国旅行記

2013年08月05日

浙江省高山村〜美しき江南の里山〜

 8月5日〜6日の1泊二日の浙江省高山の旅。カブトムシとクワガタムシを見つける旅でした。

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 山に行く!といったら、娘の従兄弟の子供も行きたいと言うから、じゃあみんなで行こうということになり、私が運転手となって浙江省へドライブに行きました。 

 浙江省安吉からさらに、西にクルマを走らせ、章村鎮という小さな街に出て来ますが、ここが竜王山と呼ばれるあの上海の黄浦江源流の山になります。ここまでは、前回のドライブで訪れました。(くわしくはこちらから) 実は、この黄浦江源流探しの学術的研究は、かつてうちの妻の兄が関わっていて、エリアの自然環境の素晴らしさをよく耳にしていました。彼はその当時、山に籠もって仕事をしていたのを覚えています。

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 その章村鎮から、各方面に山間を縫うように細い道がグネグネと走っているのですが、その一つに高山村という村があります。たまたま訪れた村でしたが、江南エリアの里山の趣を残していて、とってもいい感じでした。

 里山といえば、日本の里山も確かに美しい。ただ、残念ながら高齢者が増えてきて、その管理が難しくなってきており、なかなか里山ぐらしの原形を体験するチャンスは減ってきたように思います。
 しかし、中国江南エリアにはまだ里山暮らしが残っています。人々が脈脈と残してきた山奥深い里山は、いまでも観光地とならずに守られているように思います。そして、そんな地元に人たちのふれあいを楽しむことができました。とってもいい人ばかりで、みんなでスイカをほおばりながら、李さんのお庭からみる雄大な山の風景を堪能しました。

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 この日、安吉エリアは中国全国で3番目に温度が高く、40℃を超えていたのですが、山の中ではいやな熱風がなく、とっても快適に過ごせてました。緑の力は絶大です。

 逆に、今年は猛暑のため、蚊に悩まされないということでした。確かに、ハイキング中はもちろんのこと、夜中窓を開けっ放しにして寝ても全然蚊に襲われなかったのは不思議でした。

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 宿泊施設ですが、最近は江南エリアの山間部でも設備がそこそこ整った「農家楽」が出来ていきています。「農家楽」は、日本でいえば民宿のことで、1泊1部屋100元〜150元程度とかなりお手頃です。なによりも、老板(女将)がとってもフレンドリーだったりして、中国語が問題なければ、すごく楽しく過ごせます。

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 今回宿泊した宿も、たまたま前を通りかかったときに見つけたところでした。農家楽を利用するときは、シャワー用のスリッパ、いつも使っているシャンプー類や歯ブラシ、タオルにトイレットペーパーを持っていくことをお薦めします。とくに、トイレットペーパーは、中国の田舎にいくとまだわら半紙のような紙質なので、馴れていなかった結構キツイと思います。

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 食事は、もちろんその場でリクエストできます。大抵は、自分のところで栽培している野菜や家禽類を出してくれますので、味もなかなかです。郷土食たっぷりの食材が楽しみで、とってもヘルシーです。

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(キュウリがとれすぎて、乾しているのだそうです)

 こういう楽しみは、中国の大都会ではなかなか難しい。おそらく、日本でもなかなか体験できない里山の旅だと思います。人情味あふれる旅の魅力が一杯詰まっていました。

 以前の私は、中国の田舎の旅に、日本的な懐かしさを求めていたことがありました。なにか心がホッとするような癒やし探しがあったのですが、最近では中国の里山ならではの楽しみを掘り出すことに関心を持つようになっています。日本とはまったく違う文化にいるということを実感し、それに感動できると、多少の旅の不便でも全然問題ならないような感じがしました。

posted by 藤田 康介 at 07:34| Comment(0) | 中国旅行記