2013年08月06日

浙江省のカブトムシ・クワガタムシ

 土日も中医クリニックで診察している私にとっての週末は月・火です。そして娘もちょうど夏休み。さらに、上海は記録的に猛暑となれば、上海を脱出しない理由はありません!

 ということで、2日間の休みを利用して、浙江省天目山系をハイキングしてきました。上海からは片道350キロほど。高速道路がちゃんとできているので、3時間半ほどのドライブになります。
 
 今回のハイキングの目的の一つに、カブトムシとクワガタムシを娘に見せることがありました。娘も、日本から送られてくる日本語の教材にカブトムシが出てくるので、名前を知っているのですが、実物をまだみたことがありません。

 あまり知られていませんが、実は上海にもカブトムシとクワガタは生息していて、毎年浦東新区の世紀公園で見つけているのですが、今年はクワガタが見つけられてもまだカブトムシが見つけられていません。

 そこで前回、浙江省天目山系の章村の農家に滞在ししたとき、地元の人が夜になるとカブトムシが家に飛び込んでくることを何度も確認しているので、生息しているのには間違いありません。しかし、このあたりは竹林があっても、日本の山里のようにクヌギがない。上海では柳に集まってくるのですが、天目山系では事情が違うようです。

 ということで、運に任せながらのハイキングとなりましたが、さすがに天目山周辺は昆虫の宝庫。ハンミョウはまるで道案内のように目の前を飛んでいますし、クロアゲハやカラスアゲハ、オニヤンマはもちろんのこと、日本のゴマダラチョウやアカタテハやゴマダラチョウの仲間と思われる蝶もとっても多いです。

 そして日頃、見かけない昆虫にヘビトンボがありましたが、とっても奇抜な外感に、その大自然のデザインの妙に感心しました。

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 そんなとき山の中を散策していると、「あ!」と見つけることができました。

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 あの、日本でもお馴染みの角を持っているカブトムシです。それも、1匹ではなく、2匹3匹と木にへばりついているではないですか!

 ちょうどお昼過ぎ前だったのですが、まさかこんなところでカブトムシの雄たちに出会えるとは思いもしませんでした。

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 日本と中国大陸は、海で隔てられていますが、カブトムシの角の形はまったく一緒でした。セミになると、ヒグラシやクマゼミの仲間でも鳴き方が全然違うのですが、カブトムシに関してはまったく一致です。とくに、赤茶色の通称:アカカブトは、まったく関心のなかった妻も感動するほど、美しいオーラを出していました。

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 そして、さらにビックリしたのは群生するようにいるクワガタです。クワガタといえば、上海でもオオクワガタを見つけていますが、ここにいるクワガタはギガンテウスマルバネクワガタと呼ばれる、マルバネクワガタの一種です。特徴的なのは、オスだというのにあまり大きく発達していないアゴです。交尾しているマルバネクワガタも見つけましたが、オスとメスの区別がけっこうつきにくい感じでした。日本では、本州で見かけることはなく、南西諸島に生息しているようですが、中国大陸では南方を中心に見られるようです。

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 中国といえば、どうも環境破壊のイメージがありますが、国土が広いだけに、まだまだ手つかずの自然が残されています。そうした自然に接するには、やはり自分から乗り込んでいくしかないですね。


 でも、全くの偶然でも、こんな形でカブトムシとクワガタを見つけることができて良かったです。私にとってもいい思い出になりました。


posted by 藤田 康介 at 20:06| Comment(0) | 中国旅行記