2013年08月24日

中国でのカーナビの海賊版地図

「何事も有料にしている限りは、海賊版は消えない」

 これは中国での鉄則のような気がします。

 だから、GoogleMapやAppleの地図は、当然のことだれも海賊版を作ろうとはしないものの、カーナビの世界は海賊版だらけという上海の現実を知らされました。

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 事の発端は、自分のクルマに搭載されていたカーナビ(純正)の地図が、なんと2010年版で、いまとなればとても古くなってきたので、更新がいつかいつかと待っていたのですが・・・。今年になってもその連絡が来ず、もう機能が古くなったのでいっそう買い換えようと決断。日産のディーラーにいっていろいろ話を聞いて、ディラーで設置してもらいました。

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 ところが、地図を見てもシリアルナンバーが出てこない。「海賊版だ!」というと、「上海では海賊版で十分だ」というディラーの返事に、すっかり呆れてしまいさっさと返品。(1回目)

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 そして、モノは試しと、日系のオートバックス(張楊路×巨峰路)だったらすこしはマシだろうとおもって出かける。欲しかったメーカー(飛歌)のを取り寄せてもらうと、iPodとの接続が出来ると書いている商品なのに、該当するケーブルが手に入らないということで返品。(2回目)

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 次は、同じメーカーで、iPodとの接続ケーブルつきで商品がきたのだけど、 今度も地図は海賊版、さらにケースに傷の入った中古刷新版。これも返品。(3回目)どうも、上海のカーナビ市場には中古刷新版というのが少なくないらしい。

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 そして、結局最後は「卡士达」と呼ばれるメーカーのカーナビで、地図も正規版、iPodとの接続も可能、Bluetooth使用可能のものに落ち着きました。(4回目)

 1ヶ月の間で、4台もカーナビを乗せ替えた人はそういないでしょう。そして、この外された4台のカーナビはまた市井に流通して、だれかのクルマに搭載されることになるのではないでしょうか。

 結論として、早くAppleやGoogleが、彼らのOS技術を使って、カーナビのハードウエアを作ってくれないかと思いました。現に、Aooleではクルマ用のものを開発しているとかのウワサですし、Apple信者としてはぜひお願いしたいと思うのでした。中国のこの分野は非常におかしいことになっている感じです。

 ちなみに、中国のカーナビでも、Android搭載で、3G携帯でのインターネット通信をサポートしているカーナビが登場していました。(飛歌製)

 中国のカーナビの地図は、実は200元(3000円ほど)で手に入るのですが、それすらケチりたいという消費者は少なくなく、結果的に地図メーカーとのイタチごっこになっているようです。そもそも、ソフトウエアや音楽などモノとして存在しないモノに対しての、人々の価値観は中国ではまだまだ低いのが現状なのですね。結局、外付けのカーナビが主流になってしまうのです。

 まあ、今回はいい勉強にはなりました。

 ただ、実際に海賊版の地図でも全然問題なくナビとして使えるのもまた事実なんです。
 



8月〜9月の日本出張予定
posted by 藤田 康介 at 17:59| Comment(0) | 上海の運転免許・クルマ・教習所