2013年10月30日

上海崇明島も収穫の季節

 すっかり秋模様になった上海。大気汚染の状況が気になる毎日ですが、なんとか最悪の状態にはなっていません。せっかくの秋の青空だったので、久しぶりに早朝から長江河口の崇明島に行ってきました。

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 島へ行くには、朝一が一番。まだ薄暗い6時頃に自宅を出発し、長江大橋からの朝日を拝みながら、6時45分頃には崇明島のいつもの市場に到着。でも、5時半ごろ出発した夏と比較するとちょっと遅かったのですが、到着時間が7時をこえるとやはり極端に市場の生鮮品の量が減りますね。中国の農村の朝はとっても早いのです。

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 崇明島といえば、陽澄湖などの蟹の子供を育てる農家が多いのですが、最近では崇明島でも蟹が売られるようになっています。陽澄湖ほどではないにしろ、そこそこの大きさまで育っていました。

 そのほか、野菜や卵なども購入。元気な山芋もありました。

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 買い物しているとき、ガチャーンと音がしたのでふと見てみると、下り坂に停めていたクルマが急に動き出し、無人のままで突っ込んだようです。けが人はいなかったようですが、ハンドブレーキが甘かったのでしょうか。これはかなりキケンですね。いつもなにかが発生する中国の巷です。

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 いつもの場所の農園へ山羊を見に行きました。びっくりしたことに、崇明島の道路がまた整備されている。別荘地のような巨大一戸建て住宅地もできていたり、新たな開発の波が押し寄せているようです。

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 それでも、田んぼではいままさにお米の刈り取り時期です。見渡す限りの稲穂が印象的でした。

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(収穫されたばかりの大豆が山積みに)

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 また、この日そこら中でみかけたのが大豆の収穫。中国人の食卓に欠かせない大豆ですが、至る所で乾していまあした。せっかくだから、農家にお願いして大豆をいただきました。

 庭先には、綿花も乾していました。

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 収穫の秋は農家にとってもとても忙しいけど、我々消費者も美味しい食べ物を口に出来る季節。見るだけでもワクワクします。
 
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 今回もいつものお店でお昼をいただいて帰宅の途に。このお店はシーズンオフでも営業しているので、重宝しています。

 12時過ぎには浦東の自宅に戻りました。崇明島までほんとうに近くなったものです。


posted by 藤田 康介 at 11:37| Comment(0) | 上海生活情報

2013年10月27日

資料データ化の救世主かもしれない

  前回、日本に戻ったときに買って来たPFUのスキャナ、ScanSnap SV600ですが、Mac向けのドライバが出ておらず、しばらく箱の中で眠っていました。それが、Mac OS X Mavericksの登場に合わせたようにドライバも発表され、さっそくインストールして使ってみました。

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 これまで、自炊用にはScan Snap S1500を使っていました。スキャン速度には十分に満足していましたし、画質も悪くないのですが、決定的な欠点がありました。それは、本をばらさないと(もしくはコピーしてからでないと)スキャンできないということでした。さらにB5〜A3サイズはスキャンできないというのも困っていました。

 そこで登場したのがSV600。

 こういう創意工夫のある製品は楽しいですね。さっそくドライバをインストールして使いました。

 私のiMacには以前にかったS1500が接続されているのですが、これにSV600を接続してもおなじSV600向けのScanSnapManagerで起動できるみたいです。ただ、同時にスキャンすることは出来ない仕組みみたいです。

 さっそくスキャンしてみました。

 まず、厚さ1.5センチ程度の書籍。クリップで本の端を固定してScanのスイッチを押すと、まるでロボットが動くかのように光のスジが動き出し、スキャンがはじまります。音は極めて静かで、「おおお!」とちょっと感動。

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 たしかに、コピー機タイプのスキャンをつかえばいいとも思ったのですが、どうしても本へのダメージが出てしまうので、非接触タイプというのは素晴らしいと思います。

 そのあと、パソコンに取り込まれPDF化してくれます。本は、どうしても厚みがあるとページの端などが曲がってしまうのですが、それはソフトウエアのほうで修整してくれます。まあ、よくみると多少ゆがみはあるようですが、でも上出来です!

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 もちろん、この大きさだと中国の新聞のスキャンもOK。剪刀でスクラップしてスキャンするという作業が、直接スキャンして保存という形になりそうですね。そうすると、資料あつめのときに新聞の裏面を気にしなくてもいいから便利です。(中国ではいまだにネットに出ていない雑誌・新聞が多いのです。)

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 ちなみに、このSV600には電源スイッチがありません。どうやってoffにするのか迷っていたのですが、Stopスイッチを長押しすると電源が落ちました。

 自分の仕事スタイルを変えてしまうような機械類。私は大好きです。



posted by 藤田 康介 at 08:39| Comment(2) | 趣味の世界

2013年10月21日

上海の煎餅作りの技

 上海の朝食で、街角でよく売られている煎餅。上海で暮らしたことがある方なら1度は食べてみたことがあるのではないでしょうか?

 字は似ていますが、日本の煎餅とはまったく違う代物です。こちらの煎餅は、いわゆるクレープみたいな食べ物ですが、もちろん味は甘くはありません。1個2元〜3元程度で、小麦粉をベースにつくり、中にいろいろなものを挟んで巻きます。
 具で代表的なのは、中華揚げパンである油条ですが、これは身体にもよくないし、カロリーも高いので私は外してもらいます。

 うちの近所に、この数年間同じ場所で毎朝欠かさず店を出している東北出身のお兄さんがいて、朝のランニングのついでにふと買ってしまうことがあります。忙しい時は、奥さんや子供もつれて煎餅作りに励まれています。

 今日も前を通りかかったので、いつものようにどうやって作られるのかマジマジとみていました。全行程1〜2分程度の技で、テキパキと作られる過程をみていると楽しい。

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(この鉄板がポイントみたい。焦げ付かないです)

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(ヘラをつかってうまく小麦粉を伸ばしています)

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(ヘラの先で卵を割る 卵を2つ使うときも)

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(卵を均等に伸ばしています)

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(トッピングにはザーサイや香菜、葱など)

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(甜麺醤は欠かせない 甘いソースのような味です)

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(油条を包みます もちろん要らないと言ってもOK)

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(食べやすいように半分にきって完成)

 これぞ饅頭・餃子・シュウマイなどに続く、中国を代表するB級グルメの一つだと思いますね。
 ときに無性に食べたくなります。(^_^)


posted by 藤田 康介 at 11:33| Comment(0) | 中国で食べる