2013年10月17日

上海の韓国系Mr.Pizza

 うちの近所の親指広場に最近OPENした韓国系のピザ屋さん、Mr.Pizza。

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 韓国ではあのピザハットをしのぐ店舗数を持っていて韓国を代表するピザ屋さんだそうですね。よく前を歩いていたのですが、そうとは知りませんでした。

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 さっそく調べてみると、創業者の書いた本『我是匠人』が中国語にも翻訳されていることを知り、さっそくAMAZONに注文。(なんと注文した当日に届けられました。さすが!)

 もともとはといえば、日本にあったMr.Pizza Japanがスタートだったのですね。日本の創業者、細川美樹さんがニューヨークのマンハッタンにあるLace Pizzaで修行し、そこからMr.Pizza Japanを立ち上げて、当時日本国内にチェーン店を次々とOPENさせていったそうです。その後、韓国にも支店をつくることになり、協力する相手を探している中、日本からの技術的なバックアップもありながら、韓国での創業者の鄭又鉉さんが1990年に韓国でスタートさせたのが、今の韓国のMr.Pizzaらしい。

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 上海ではピザハットが圧倒的な人気を誇っていて、上海っ子で休日となると行列が出来ていますが、その牙城にMr.Pizzaも切り込んできたようですね。ちなみに、上海でも日系ではサイゼリアがありますが、これはピザハットとはまた違ってさらに低価格路線で攻めている感じです。

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 ただ、とくに何も考えずに入ったMr.Pizzaは、値段のわりになかなか凝ったピザを出してきて、びっくりしました。この手のチェーン店のピザ屋さんでは珍しく、OPENキッチンスタイルをとっていて、従業員がピザの生地を天井高く飛ばしていました。

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 まあ、ピザは見た目以上にカロリーが非常に高いので、本当にたまにしか食べませんが、近所に気軽に食べにいけるお店ができて良かったと思います。


posted by 藤田 康介 at 23:11| Comment(0) | 中国で食べる

2013年10月06日

ちょっとしたサプライズ

 最近、誕生日を自分で意識しなくても、FBはもちろんのこと様々なダイレクトメールでも通知がくるので、ああ誕生日なんだと気づかずにはいられませんね。ということでこの9月で私もいよいよ39歳になりました。30代最後と言いたいところですが、中国式で数えでいくともう40歳です。

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 いつもは淡々と過ぎてしまう誕生日だったのですが、今年はなんか偶然にも友達・仲間達にも恵まれ、年柄もなくイタリアンのレストランでお祝いしてもらいました。ここで出会った皆さんとも、なんかのご縁かも知れません。ありがとう!


 結局20代と30代はずっと中国、それも上海に居たことになります。私にとっては、間違いなく上海は第2の故郷でしょうが、今後も中国永住権の関係で一定期間は中国に滞在しないといけないこともあるので、しばらくは日本と中国を行ったり来たりすることになるでしょう。さらに最近の傾向として、日本での用事や仕事も増えてきていますし、今後もこの傾向が続くでしょう。


 上海にはじめて来た18年前は、まさかこの街でずっと暮らすことになろうとは思いもしませんでした。正直、日本へのこだわりも大きかった。でも、なんやかんやいってここの空気と水が会うんでしょうね。(決してキレイとは言いませんが。)そして、なによりも何かをやり続けるエネルギーが湧いてくるような気がします。こうやって20年近くも中医学を第一線でやってこられたことにも、上海との縁を強く感じています。これからも微々たる力ですが、細々とやっていきたいと思います。

 みんながみんな同じようにする必要はありません。日本で頑張る人もおればいいし、中国で頑張る人もおればいい。日中間を往復する人もおればいいし、東南アジアへ飛び出す人がいてもいい。要は、あらゆる選択肢を豊富に持っていることが今の日本にとってとても大切なことだと思います。

 ところで、よく永住権を取得したら日本国籍はどうなるの?という質問を受けますが、永住権と国籍は全く別の話しで、私は今でもれっきとした日本人です。もちろん日本や中国に出入国するときは日本のパスポートです。

posted by 藤田 康介 at 14:37| Comment(0) | 雑草と雑想

2013年10月04日

ご来光と太湖上海蟹

 朝は鶏と犬の鳴き声で5時半にテント起床。意外とよく眠れたものです。
 ちょうど李さんもおきていて、裏山にいかないかと声をかけられ、登ってみることにしました。地元の人たちは、よく登っているそうですが、下から見るとごつい岩山。まだ薄暗い中を出発しました。
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 竹やぶの急斜面を登っていくと、ゴツゴツした岩場になり、ふと足下をみると蛇の抜け殻も発見。なんかさい先がよさそうです。
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 さらに登っていくと畳6畳ほどの頂上に到着しました。ヨガや太極拳が出来そうな、とても清々しい場所です。
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 安吉の町の方では、ダムも見えましたし、なによりも目の前にどんと竜王山がそびえ立っていました。そしてその後ろから、朝日が昇ってくる様子は、ご来光としては申し分ありません。

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 山の静けさを身体いっぱいに感じながら、しばらくその場所にたたずんでいました。

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 李さんにはこの地域の抱えている問題をいろいろと教えてもらいました。小学校卒業の学歴もないことに。もの凄く劣等感を感じているといっていましたが、8人兄弟で生活が苦しく、活きるので精一杯だといいます。彼の子供たちからは想像もつかないことだろうと言っていましたが、自分はムリでも、子供たちには海外に移民させたいということでした。

 今は、実業家として安吉だけでなく、安徽省でも事業を手広くやっておられますが、その道のりは決して平坦ではないと思います。特に、浙江省の企業というだけで、安徽省の役人達はいろいろ集ってくるらしく、意識の低さにへきへきだとか。中国でのビジネスは、こうした中国の地元民ですら大変なんです。

 さて、下山後は一路上海へということだったのですが、せっかくだから太湖湖畔で上海蟹を食べようということになり、七都までクルマを走らせました。

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 上海蟹といえば、陽澄湖が有名ですが、太湖の蟹も負けていません。ただどちらの湖も巨大である一方、汚染の問題も抱えており、いまや臭みのすくない上海蟹を食べるのは難しくなってきました。とはいえ、秋の風物詩としての上海蟹はいまでも健在で、湖畔には多くの観光客が来ていました。

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 最近のサイクリングブームで、太湖湖畔には多くの自転車がグループで走っていて、色とりどりの自転車やウエアが鮮やかだったです。太湖1周コースはいまや定番です。

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 さて、結果からいうと、蟹はまだ時期 尚早だったようで、しかも今年は蟹の「小年」ということで、全体的には今ひとつの印象でした。一応今の時期はメスが美味しいとされています。

 ということで、太湖を後にして今回の行程を無事終了しました。

 私は10月4日より通常通り診察しております。

 
posted by 藤田 康介 at 14:37| Comment(0) | 中国旅行記