iPhone5Sから、中国でも全世界同時で発売されることになっているiPadシリーズです。実は、前回は上海生活ではじめてiPhone5SをこちらのAppleストアで正規購入したことを
紹介しました。今まで商品がなかなか手に入らないから、「不夜城」にお世話になっていたのです。


(液晶保護シール貼りはもちろん無料)
ただ、大陸のiPadに関してはAirもminiもWi-Fiタイプはあっても相変わらずCellularタイプはAppleストアからは購入できません。しかし、ちょっと待てばあっという間に香港から商品が流れてくるのが上海の特徴でもあるので、今回も不夜城の業者からの電話を待っていました。
さて、大陸でもそこそこ前評判が高かったiPad mini Retina Cellular(中国ではiPad mini2 4Gと呼ばれている)の場合では、11月14日にAppleストアで発売され、なんと11月19日には上海駅の「不夜城」に並んでいました。香港バージョンがそのまま横流しされていて、21日は16Gから128Gまでのすべてのラインナップが揃っていました。入る店さえ間違わなければ、店頭ですぐに手に入る状態になっています。値段は多少上乗せされていますが、日本の秋葉原でSIMフリーバージョンを買うことを考えると現在の円安レートでもまだ安いといえます。私の買った64Gタイプで日本円換算にすると8〜9万円程度がこちらの相場となっていました。ただ、店頭での値段交渉はある程度必要です。
iPad mini Retina Cellularですが、外観はairの進化ほど違いはありません。ちょっと前に妻用にiPad airを買ったのですが、さすがに今妻が使っているiPad 2と比較すると明らかに薄くなっていることには感動しました。しかし、miniにはその感動はなく、むしろ重みと厚みを感じてしまいました。まあ、微妙な違いなのですが。

(airとmini)
ところが、いざ電源をいれて使い始めると先代miniとの違いは歴然。とにかく画面がクリアになり、日経の電子版をみるのも字は小さくなりますが、文字が潰れなくなりました。この進化は大きい。また、AERAサイズの雑誌なら、拡大しなくても読めるようになりました。たしかにairのほうが文字が大きくて読みやすいのですが、体積(面積)が小さいminiのほうが、すっと持ち運べる魅力があります。

私は、職業柄、中医学関係の文献や電子化された古典書籍を読むことが多いのですが、これに関しては圧倒的にminiは先代よりもパワーアップしています。分厚い本でもスクロール時のもたつきがなくなりました。
そして、iPad mini Retina CellularはMacBook Airを持ち出すときに便利。miniのテザリング機能を使って、Bluetoothでパソコンと接続して無線LANのルーターとして使えます。なんといってもiPadのバッテリーのパワーが違うので、いざというときにはとても役立ちます。この場合、一度設定をしておけばiPadをカバンの中に入れたままでも、パソコン側でBluetoothをオンにすればすぐにネットが使えるようになるというのは便利です。
おかげで、iPad mini Retina Cellularはどこに行くときも一緒のアイテムになりました。旅行するときは地図表示にも使えますし、中国ではAppleの地図がGoogleよりも新しいので、ナビにも重宝します。

(上海ではアイデアを安く実現してくれる革工房が多いのが嬉しい)
ちなみに、ケースは先代miniの時にオリジナル製作した本革ケースが流用可能でした。そして、先代miniも新しいところで第2の人生を歩むことに決定。また、保存してあったデータは、あっという間に再現できてしまうのは相変わらずAppleのお家芸。昔、マイクロソフトの時代に、せっかく新製品を買ってあげたのに設定のために1〜2日費やした時間を返せ!と言いたくなりますよね。
今後も、iPad mini Retina Cellularでまだまだ活用範囲が広がります。
posted by 藤田 康介 at 08:18|
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