2013年11月07日

現在1時間あたりのPM2.5が200㎍/㎥越えの上海です

  6日から急速に悪化している上海の大気汚染。気温がさがると、北からの風が強くなり、どうしても汚染物質の停留が上海で発生しやすくなります。

スクリーンショット-2013-11-07-06.25.jpg

 上海市徐家匯での1時間あたりのPM2.5が227.3㎍/㎥、24時間あたりのPM2.5も163.7㎍/㎥、浦東川沙エリアでも230.2㎍/㎥、162.3㎍/㎥となっています。こちら中国基準のAQIでも重度の汚染状態となっています。

IMG_7449.jpg

 天気そのものは快晴なのですが、太陽が出てくると外のもやもやした様子が余計はっきりと分かります。こういうときは大抵大気汚染がひどい日です。中国生活が長くなると、そういった変化は直感的に分かるようになります。


 上海市当局の予想では、7日午前中いっぱいはこの状態が続き、午後から軽度の汚染に戻ると言うことになっていますが、これだけはなんともいえません。

 とりあえず、窓はしっかりと閉め、外での運動は避け、マスクをしっかりとつけての外出などの準備が必要です。

 空気清浄機を持っていらっしゃる方は使って下さい。昨日の診察でも、日本から持ってきたのに使っていないという方が少なくないです。また、上海でも日系メーカーの空気清浄機は一通り手に入ります。

 引き続き、大気汚染の数字の変化に気をつけて下さい。

 ちなみに、日本での大気汚染の基準は70㎍/㎥ですが、これは24時間あたりの平均値で、今の上海なら160㎍/㎥前後に相当します。1時間あたりの数字ではないので違いに注意が必要です。瞬間的な基準値越えはともかく、もしこの長時間続くようでしたら要注意です。そのためにも、アプリなどをつかって逐一チェックすることが大切だと思います。

 なお、上海がいまこの状態ですので、今後日本への影響も十分に考えられます。まったく厄介な話です。


posted by 藤田 康介 at 07:48| Comment(0) | 上海の大気汚染状況