上海からクルマを340キロほど走らせて、杭州・桐廬経由で浙江省の山の中まで。上海からの高速料金は95元でした。

途中、お昼は嘉興名物の「肉粽」、杭州では桐郷名物の「豆腐脳」をいただいて。これだけで十分に美味しいです。
今回はとってもいい穴場を見つけることができました。とにかく水がいい。さすが、ダムをつくって水源にしているぐらいですからね。

さらに、たまたま見つけてきた民宿がこれまたいいのです。



農家の家に宿泊する「農家楽」というスタイルは、長江デルタエリアの農村で発展してきましたが、これからは量から質の時代になってくることでしょう。
昨今、上海の大気汚染がひどかったですが、ここまで来るとさすがに空気は新鮮で、なにより水が美味しい。シャワーに使うのが勿体ないぐらい。
そして、なによりシーズンオフなので観光客が全然いない。どうしてここまで差があるのだろうと思ってしまいます。人が居ないだけで魅力倍増です。


娘もかなりテンションが高いです。(^_^)
水と空気がきれいだと、人の心も幸せになる気分ですね。
私達がよくいく浙江省安吉は竹ばかりですが、ここは広葉樹林帯です。多少の紅葉もみられます。
中国でも日本でも、都会ばかりに生活して、なんか心が荒んで来そうになるときに、ふと上海を飛び出すと、いろいろな発見があり楽しいものです。私自身、中医クリニックで鬱病の相談をうけることがたまにあるのですが、そういう患者さんにもぜひ体験していただきたい。

夜は、もちろん自家製野菜と近くの清流でとれた魚をいただく。そして、自家製の漬け物(酸菜)も。自給自足に近い生活で、山間の農村の暮らしがなりたっています。

夜9時ぐらいにはすべての動きがとまってしまい、村は深い眠りに入ります。私達もさっさと眠りにつきました。
朝はニワトリの鳴き声で目覚める。家々が朝食の準備をはじめると、けむりが立ちはじめる。さすがに山間でとっても冷え込みましたが、これが晩秋の感覚を引き立ててくれますね。上海ではなかなかない感覚です。
