2013年11月18日

浙江省桐廬の山の中にいます

 月曜日・火曜日の中医クリニックの休診日を利用して上海をちょっと脱出しました。
 上海からクルマを340キロほど走らせて、杭州・桐廬経由で浙江省の山の中まで。上海からの高速料金は95元でした。

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 途中、お昼は嘉興名物の「肉粽」、杭州では桐郷名物の「豆腐脳」をいただいて。これだけで十分に美味しいです。

 今回はとってもいい穴場を見つけることができました。とにかく水がいい。さすが、ダムをつくって水源にしているぐらいですからね。

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 さらに、たまたま見つけてきた民宿がこれまたいいのです。
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 農家の家に宿泊する「農家楽」というスタイルは、長江デルタエリアの農村で発展してきましたが、これからは量から質の時代になってくることでしょう。

 昨今、上海の大気汚染がひどかったですが、ここまで来るとさすがに空気は新鮮で、なにより水が美味しい。シャワーに使うのが勿体ないぐらい。

 そして、なによりシーズンオフなので観光客が全然いない。どうしてここまで差があるのだろうと思ってしまいます。人が居ないだけで魅力倍増です。

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 娘もかなりテンションが高いです。(^_^)

 水と空気がきれいだと、人の心も幸せになる気分ですね。

 私達がよくいく浙江省安吉は竹ばかりですが、ここは広葉樹林帯です。多少の紅葉もみられます。

 中国でも日本でも、都会ばかりに生活して、なんか心が荒んで来そうになるときに、ふと上海を飛び出すと、いろいろな発見があり楽しいものです。私自身、中医クリニックで鬱病の相談をうけることがたまにあるのですが、そういう患者さんにもぜひ体験していただきたい。

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 夜は、もちろん自家製野菜と近くの清流でとれた魚をいただく。そして、自家製の漬け物(酸菜)も。自給自足に近い生活で、山間の農村の暮らしがなりたっています。

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 夜9時ぐらいにはすべての動きがとまってしまい、村は深い眠りに入ります。私達もさっさと眠りにつきました。

 朝はニワトリの鳴き声で目覚める。家々が朝食の準備をはじめると、けむりが立ちはじめる。さすがに山間でとっても冷え込みましたが、これが晩秋の感覚を引き立ててくれますね。上海ではなかなかない感覚です。


posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(0) | 中国旅行記