奈良の病院で研修医をしている弟とも久しぶりに再会し、家族で初詣に出かけました。

JR奈良駅は、訪れる度に変化していて、今回はバスロータリーに屋根がついていました。高架駅でスッキリした感じなのですが、私の心の中の思い出はやっぱり地上駅だったころの駅舎ですね。今は、観光案内所になっています。
三条通から浮見堂を抜けるルートはとっても良い感じです。ここから志賀直哉邸から高級住宅街でもある高畑エリアを歩くのは、古都奈良のもう一つの味を見せてくれます。



娘は鹿に煎餅をあげるのに必死になっていましたが、正月の鹿は満腹気味なんですよね。そっぽ向くこともありました。
さて、新薬師寺の開基は光明皇后または聖武天皇と言われていて、ご本尊は薬師如来像です。ここの最大の見所は、国宝にもなっている十二神将です。自分の干支の神将がどれになるか、思わず探してしまいます。境内では、新薬師寺のエピソードをまとめたビデオが放映されています。よく分かるので、ぜひご覧ください。創建当初の極彩色の十二神将の映像を見ることができます。


その後は、春日大社もお参りしました。ただ、少し残念だったのは奈良公園のトイレの問題。以前よりはずっと綺麗になっているのですが、使う人のマナーがよくない。外観は綺麗なのですが、中でゴミが散乱しているんですよね。上海とちがって巷にゴミ箱がないのでついつい置いていってしまう気持ちは分かりますが、でもゴミが散乱しているのは恥ずかしい。中国のことを言えませんぞ。(^_^)

それでも古都奈良は本当に美しい。
高校時代はよくこのあたりをぶらぶらしたのですが、その時の思い出がいっぱいあります。そして、20年前を殆ど変わらない景色が残っているのはとても貴重なことだと思います。心の安らぎというのは、そういうところから生まれてくるのでしょうね。建設現場のような上海とは全然違うゆとりを感じることができるのが奈良の魅力です。
いまさらながらですが、奈良の空気は非常によろしい。上海とはぜんぜん比較になりません。これも大切な自然の恵みだと感謝したいところです。
紅葉やサクラのシーズンになると、アジアを中心に海外からのお客さんが押し寄せ、今や関西圏のホテルのキャパを越えてしまうこともあるのだそうです。円安の関係もあり、日本は来やすくなりました。

夜は家族のリクエストで焼き鳥に。さすが鳥好きの我が家。もちろん、私も美味しい海産物を頂きました。

