まずは、この日のお昼前後のPM2.5の値は300㎍/㎥前後とかなり高い数字。自分の簡易測定器でも屋外で同程度の数字が出ていたので、とりあえず精度的にはまずまずと判断。

ちょうどお昼時だったので、虹橋エリアの某有名日本料理屋に入る。残念ながらここでは、テーブルの上に灰皿があったので、禁煙どころか分煙もあやしい。しかも、ビルの2階なので外からの外気も入りやすい環境。そうすると、PM2.5が272㎍/㎥にもなりました。これでは外にいるのとあまり変わらない。せっかくの美味しそうな食事が台無しに。。。。


上海のレストランで前から気になっていたのがドアからすーすーと入ってくるすきま風。これがあるときは、どんなに美味しい料理でも味わいが半減してしまいます。体感的にも、PM2.5的にもよろしくないです。レストランを設計するときに、せめてドアを2重にするとか、機密性を高めるとか、なんらかの工夫が必要だと思います。大気汚染の御時世ですから。
また、分煙は気分的に煙を避けたようになりますが、基本的に意味がありません。私も、自分が会食場所を選ぶときは、味も大事ですが、レストラン全体が禁煙であるかどうかを重視しています。
ちなみに、先日入った大ホール全面禁煙だった上海料理の老舗、豫園の「上海老飯店」では、PM2.5は20〜30㎍/㎥でした。ただ、とっても残念なのは入り口の喫煙コーナーで人がタバコを吸い出すとPM2.5値は急上昇。人が増えてくると大ホールへのドアも開けっ放しで残念。ここで多少のタバコの煙でも、十分に反応することが分かりました。


こう見てみると、PM2.5が大気汚染以外の要素でも高まる状況が多いことが分かります。でも工夫次第でこの数字は十分に下げることができます。いったいどのような状況で高まるのかを知っておく必要があると思いました。また、ビルに関しては回転式ドアがお薦めです。総じて、気密性が高まります。
ちなみに、「上海老飯店」は上海でも有名な老舗上海料理の店です。上海料理ですので、味は甘系ですが、上海人からいわせると懐かしの味が多いらしい。一度試してみる価値があると思います。ホールは禁煙ですし。(^_^)
