2014年02月05日

5日より旧正月明け早々の仕事開始

 2月4日の夜、関空から無事定刻に上海に戻ってきて、5日よりクリニックでの診察がスタートしています。上海から関空は、スモッグと霧の影響で航空便のダイヤが大混雑し、奈良の実家に到着したのは深夜の1時過ぎというとんでもない状況になってしまいました。

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(大気汚染状況は良好)

 とはいえ、世間はまだまだ休みモードで、道路も地下鉄もガラガラ。そういえば、日本に行く前に駐車した浦東空港の駐車場も、戻ってくるともの凄いクルマの台数でした。駐車場の通路のスロープや歩道にまで上海ナンバーのクルマが停まっていました。それだけ春節に上海を離れた人(海外組?)が多かったと言うことです。今までみたいに、春節といえば実家に帰るというモデルは変わってきたのかも知れません。
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 今年の春節、お店はもちろんのことコンビニも結構休んでいますね。うちの中医クリニックのまわりでは、モスバーガーも5日まで休んでいましたし、あのローソンですらお休み。確かに、オフィスには全然人が居ませんからね。

 2月6日からは多くのお店もスタートするようですね。張り紙を見る限り。でも、そのまま静かに閉店してしまったというケースも実はあったりします。

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(どこのお店も閉まっているので、蘭州ラーメンを食べに。麺飲食制限しているので久しぶりで美味しかった。)

 さて、私は今日から早速仕事を始めています。休み明けとあって、今日の診察はとても忙しかったですが、今週末は父親の古希記念パーティーのため、8日土曜日午前中に臨時の診察をしたあと日本へ飛び、9日(日)はお休みを頂いております。12日(水)の午前中に上海に戻ってきて、12日午後からは通常の診察です。

 父親ももう70歳。私ももうすぐ40歳。時間が過ぎるのはあっという間です。今のうち出来ることをやっておかないと思う今日この頃なのでした。


posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(0) | ここは上海なり

2014年02月02日

見に行ってよかった「かぐや姫の物語」

 春節帰省の日本滞在で、ぜひ見ておきたかったのが、実は高畑勲監督の「かぐや姫の物語」。

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 去年の東京出張で宮崎駿監督の「風立ちぬ」をみたのですが、同じく宮崎アニメの熱烈フアンの娘に見せようかと迷っているうちに、いつのまにか関西でも上映が終わってしまいました。

 ということで今回は「かぐや姫の物語」で娘を映画館に連れて行くことができました。実は、5歳の彼女は映画館デビューなんですね。

 ちょうど実家近くに映画館があり、母親も一緒に一家4人で映画館に行きました。

 案の定、映画館はガラガラ。

 しかしそれも半端なガラガラではなく、殆ど人が居ないに等しい状態のガラガラ。さらに、夜しか上映していない状態。椅子に座って宣伝を見ている間、大丈夫なんかな〜と思ったのですが、それは完全に杞憂でした。

 私個人的にはとってもよく出来たアニメだと思います。

 詳しいことを書くとネタがばれてしまいますから書きませんが、「風立ちぬ」よりすっとアニメの中に入っていけました。というか、「風立ちぬ」はなんか肩に力が入ったような印象だったのと、私は途中居眠りをしてしまったのです。(ゴメンナサイ)でも、こちらには全く違った感動がありました。

 とくに感動したのはストーリー性はもちろん、日本の自然の描写なのです。

 筆のタッチがとってもよく、日本人の感性をくすぐられる感じがします。ああ、そんな情景があったなと、とても丁寧に描かれています。そして、感心したのは子供や赤ちゃんの動きのスムーズさ。ぜんぜん違和感がないのです。本当によく観察されていると思いました。

 ストーリー自体は子供にとってちょっと難しいかも知れませんが、うちの5歳の娘は飽きることなく、最後までスクリーンにしがみついていました。2時間を越える作品なのに、やはり言葉では分からない訴えるものがあったのだと思います。

 こういう作品こそ、中国など世界で配信してほしいと思いました。日本最古の物語ともいわれている「竹取物語」がモチーフだし、日本文化への理解に繋がると思います。もう少し日本でも盛り上がってくればと思ったのですが、「風立ちぬ」に押されてしまったのでしょうか。

 もちろん、笑いもあり、涙できる感動シーンもあり、ぜひ一度映画館に足を運んでいただきたい作品だと思いました。



 
posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(0) | 趣味の世界