2014年04月19日

リアルタイム表示になった上海の大気汚染指数

 最近の上海ですが、大気汚染変化の幅がとても大きい。

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  今朝は雨が降っていたので1時間あたりのPM2.5は20㎍/㎥以下だし、つい先日はスモッグ到来で200㎍/㎥前後の重度汚染でした。外出するとき、特に子供を連れ出すときは気を遣います。

  上海市では女の子「空気宝宝」の顔の表情で大気汚染状況をしらせる公式ページ、「上海空気質量」でこれまでAQI値を発表してきました。AQIの値は、学校・幼稚園などでも基準となる数字ですが、大きな欠点がありました。それは過去24時間平均の汚染データで決められているという点です。すなわち、今現在の変化が分からないという致命的な欠陥がありました。(メリットとしては世界的にAQI値が使われているので、比較するには便利。)

  そこで、上海市ではあらたに1時間単位の濃度で決める「実時空気質量指数(リアルタイム空気質量指数)」を4月15日からスタートさせています。これはある意味画期的なことでもあり、日常生活のなかではより体感に近い数字になります。

 一方で、これまでの24時間平均のAQI値は、政府が発表する重度汚染警報の基準になります。従って、上海在住者の注意としては警報が出される前にPM2.5値や実時空気質量指数の動向を見ながら対策を講じることだと思います。

 ちなみに、上海市の大気汚染源についても2012〜2013年データが総括されています。このうち、工場などから出される大気汚染は全体の32.9%だそうです。一方で飛行機+クルマ+船舶の排気ガスは全体の25.8%、レストランや工事現場などの埃、塗料などからが19.8%、上海以外からの越境汚染が21.5%だそうです。江蘇省など上海周辺には重工業都市も多いため、越境汚染もかなり問題ですね。

posted by 藤田 康介 at 07:59| Comment(0) | 上海の大気汚染状況