2014年05月03日

オヤジこだわり、地元上海の上海料理のお店

20年近く前といえば、小さな街の食堂で、上海地元のオーナーが旨い上海料理を振る舞ってくれるようなところが結構ありました。たまに、そういった食堂に行くのが楽しみだったのですが、今は地方からの出稼ぎ労働者が増え、上海人自身が料理そのものにタッチするようなお店は減ってきているような印象です。そうなると、本当の意味での上海料理というのが楽しめないというジレンマに。やはり、自分たちが小さいときから味わってきた味を再現できるかは大きなポイントだと思います。特に、中華料理に関しては。。。。

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 日本ではお店のオーナーがいろいろこだわっているお店は少なくないですよね。以前、博多の一風堂ラーメンで有名な河原社長と中国各地のラーメンを食べ歩いたとき、日本のラーメンマンの味や麺に対するポリシーに驚いたものです。今や、日式ラーメンは世界中にお店がありますから、そのこだわりが認められてきたということでしょうか。ただ、こちら中国のラーメンではそこまで拘りません。中国人にとってはラーメンはあくまでもラーメンにすぎないからです。

 そんな中、美味しい、本当の上海料理を食べたいと思うことがあるかもしれません。今回訪れた、上海人も唸らす、こだわりの上海料理でお薦めのお店の一つが阿山飯店です。上海動物園の虹橋路を挟んだ斜め向かい側に位置しています。以前にも何度か訪れていて、8年前の2006年のブログに記録が残っていました。(詳しくはこちらから)

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 店の様子は以前といっしょ。大体、派手な看板もないので、店がどこに有るのかも分かりづらく、中に入っても内装はお世辞にもいいとは言えません。そして、見つけました!今日も白い帽子を被った店の主人が難しい顔をして座っておられました。

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 この日、前のテーブルには、八宝飯が並んでいました。これがとても美味しく、地元上海人ならお土産にするぐらいです。

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 ここ阿山飯店の主人は上海人の間では何かと有名で、上海の有名人との写真が壁に所狭しと掲げられていました。最近では、こちらの新聞で伝統的な上海料理のレシピを紹介していました。料理好きの我が妻も上海人ですが、懐かしの味が再現できると喜んでいました。仕入れに自身で行かれるなど、食材へのこだわりも嬉しいです。

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 家族三人だったので、そんなに沢山食べられるわけでもなく、今日のお薦めのメニューをいくつか注文しました。

 日本人にとっての上海料理は比較的口に合いやすいと思います。辛くもなく、甘すぎることもなく、醤油ベースなのでちょうどいい感じに思います。確かに油は多めなのですが、それでも日本で食べる中華料理よりはずっとマシです。下手な創作をしないことろが、このお店の良いところだと私は思います。

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 厨房では2代目が走り回っていましたが、ぜひこのこだわりの上海料理の味を伝えて欲しいと思いました。

おしらせ

posted by 藤田 康介 at 07:58| Comment(0) | 中国で食べる

2014年05月02日

今のところ中国移動の4Gのほうが快調か

  中国移動がTD-LTE方式での4Gを開始し、私も早速移動の携帯電話番号を3Gから4Gに変更しました。中国移動の4Gの電波は内環状線以内のエリアならそこそこ通っていて、多少強さにはムラがあるもののほぼ拾えている印象です。4Gがすごいなと思ったのは、アンテナの数が少なくても、そこそこの通信速度が出るという点です。VPNを咬ましたときでも、3Gより圧倒的に体感速度が速いことがわかります。具体的な数字に関してはこちらをごらんください。 いずれにしろ、一旦4Gに変えてしまうと、ちょっと3Gには戻れない、そんな感覚になります。

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 中国聯通でも4Gの申し込み受付が始まり、私も窓口で変更してきました。ただ、今の段階ではFDD-LTEではなく、中国移動が使っているTD-LTE方式で、しかも周波数が中国移動と違うというとても厄介な方式になっています。さらに、3Gで銀行引き落とし契約をしている場合で4Gのセットに切り替えると、一旦銀行にいって解約して、さらに契約しなす必要があります。この点、中国移動は非常にスマートで、銀行に出向く必要はありませんでした。

 ただ、4G用のセット料金に切り替えることは意味があります。仮に3G通信しかできなくても、データ使用料金が安くなるからです。これは移動でも聯通でも同じです。しかし、日本と違ってデータ量を超過した場合、通信速度が遅くなるわけでもなく、そのままの速度で料金が従量制に加算される仕組みとなっています。あまりにもセット料金を低く設定しすぎると、とんでもない請求が来ることになります。(私自身の経験談)

中国移動の料金体系:http://www.10086.cn/4G/zixuantc/
中国聯通の料金体系:http://www.10010.com/yuyue/yuyue4g/

ところで、私が中国移動の電話回線を4Gに変更したきっかけは、AppleからiPad mini retinaシリーズでTD-LTE対応の機種が発売されたから。(A1491タイプ)ただ、これでは聯通での4Gは使えないということ。(トホホ)
 試しに、今まで使ってきたA1490タイプで聯通の4G電波があると言われている陸家嘴などのエリアで、4G用のカードをさしてみても、4Gは拾いませんでした。

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 もし、聯通が早くFDD-LTEに移行してくれたら、A1490タイプでも4Gができるはずなのですが、現在聯通は3Gネットワークの拡充を先ず急いでおり、4G対応はその後になるという話を聞きました。聯通のTDD-LTE方式の場合、3Gから4Gに切り替えるのは簡単だそうで、先に3Gを拡充させておくことは意味がありますよね。

ということで、今までのA1490タイプは、日本で契約しているb-mobileのルーターとして使うことにしました。iPad は電池の持ちもいいし、ルーターとして使うのならバッチリだからです。iPadが便利なのは、2台ともまったく同じ状態で同期ができるということ。アプリも同期されて一緒だし、クラウドを使うと日本と中国でシームレスに活用できます。これは便利!

おしらせ

posted by 藤田 康介 at 07:17| Comment(2) | ここは上海なり