上海から常州までは180キロほど。高速道路がいろいろあるのですが、上海浦東からとなると、ちょっと行きにくいのですよね。いつも渋滞に引っかかってしまう。
今回、行きは、上海-北京を結ぶ大動脈であるG2高速道を使ったのですが、片側4車線の高速道路と言えども、走りにくい。交通量が多いのと、それぞれのクルマの速度があまりにも違っていて、スムーズに走れないのです。途中、上海蟹で有名な陽澄湖SAで休憩するも、とにかくだだっ広いだけで全然楽しくないのですよね。つくづく、日本のSAはすごいと思います。レジャーの国ですよね。

常州での宿泊先は、高速道路出口すぐにあるシャングリアホテルにしました。


一応、5★ホテルで外見は立派なのだけど、細かなところには問題あり。特にお風呂に入るときに、お湯が出ると思って蛇口をひねったら、水しか出てこないのでびっくりしました。逆に、お水の蛇口をひねったらお湯が。。。これは、よくないですねえ。下手すると火傷してしまいますよ。クレームをつけると、マネージャーが来ました。なんと、ここの部屋だけではないらしいです。おいおい、ちゃんと施行しないとだめではないですか!とりあえず、次回来ることがあったらアップグレードしてくれるそうです。(まあ、来ることはないと思いますが。)

夜は、常州で小型電動自動車を開発している野崎さんと会食。最近、技術系の人で自分の持っているスキルを活かし、中国系の企業や研究所で活躍する日本人が多い。中国には日本では考えにくい製品のニーズがあり、そのために日本人のスキルが求められているのは紛れもない事実なのです。なにも、海外への企業進出だけが世界で活躍する手段ではないと思います。とても興味深いお話を伺うことができました。
私も、これからの働き方は、「寄らば大樹の陰」だけではなく、「一匹狼」的な動き方も大事なのでしょうね。社会のしがらみだけに捕らわれていたら、前進しようにも前進できないこともありますから。
常州での2日目はホテルで朝食を頂いた後、(ここの朝食はなかなかよかった)今回滞在の目的である、常州のとある中医薬系の製薬会社へ。私の頭のなかにアイデアが実現できるかどうか、そのあたりの打ち合わせ。

今はまだ詳細は明らかにできませんが、いろいろ実りのある話しができました。
せっかく常州まできたので、地元でも有名なお店で昼食をとろうと思い、見つけたのが伝統的な素食の店「義隆素菜館」。なんせ、お昼13時までしか営業していないのでタイミングを見計らう必要があります。
場所は常州鐘楼区労働西路の繁華街です。近くの体育館に駐車場(有料)があります。



いわゆる肉を一切使わない精進料理のお店ですが、湯葉など豆腐料理が美味しかったです。なによりも、素麺と合わせて食べる食べ方も新鮮でした。お土産に様々な餅を買って帰りました。
ところで、同じ中国でも都市によってクルマの運転の習慣が違うのは日本と同じ。上海での運転になれていると、ここ常州のクルマの流れはとってもスローでした。考えてみれば、上海での運転はみんなギシギシしすぎなのでしょうね。レーンの取り合いや、クラクションがあまりにも多すぎです。なによりもスピードが違います。
帰りは、沿江高速道路を使って、嘉定区経由で。確かに、行きよりは交通量は少なかったですが、嘉定区から先が厄介で、高速道路でうまく繋がらなかったのが残念。それでも、夕方前には上海に戻ることができました。
こうやって江南エリアの都市部を巡るのもまた面白いですね。中国の楽しみ方の一つです。
◆東和クリニック・中医科での担当スケジュール・土曜日午後の浦西古北院診察を追加しました◆
