
7月1日は宿泊している秋葉原から京浜東北線の始発、東京モノレールの始発と乗り継ぎ、始発のJAL便で朝9時過ぎには那覇空港上空に。眼下に見える海をみたとき、「ああ、沖縄に来た〜。」と思わず笑ってしまいたくなる気分でした。
本来は9時前には空港に到着するはずが、クルーズ船が通過した影響で、20分も那覇空港上空を旋回していました。
上海・東京ともに梅雨真っ只中というのに、沖縄はもう梅雨が明けていて、蒸し暑いけれどなんかさわやかな青空を感じることができました。東京のどんよりとした雲とはぜんぜん違いました。

とはいえ、沖縄の海といえども、あのエメラルドグリーンは強い太陽が差し込んではじめて表現されるもので、朝や夕方にビーチにいっても、ごく普通の海なのです。
今回は美ら海水族館のために、わざわざその隣にホテルある宿泊しました。

ここも、ちょっと歩くと福木の並木があり良い感じを醸し出していましたが、となりに大きなリゾートホテルが完成間近で建っており、あたりの雰囲気も変わってきているようです。


いくつか気になったビーチにもいきました。バブル前後の開発か、未完成のリゾートホテルが無惨な姿を曝している瀬底ビーチは、自然自体はとても素晴らしいのに残念な話です。こういう良いところには、人の手がどうしても加わってしまうのですよね。
また、今回お世話になったゲストハウス「風来荘」は長浜ビーチすぐそばにあり、歩いて2分ほどでビーチに行けるという好立地でした。あまり遠くまでウロウロしたくなかったので、じっくりと3泊しました。
そうするとビーチのいろいろな変化を楽しめます。一日によってぜんぜん表情が違います。

朝、ちょっとはやく起きると、ウミガメが産卵に来ていたらしく、その足跡が残っていました。美ら海水族館が観察を続けているそうです。なかなかばったりとウミガメに出会うことは難しいですが、その産卵跡を見られただけでも上出来です。

お昼はさすがに暑すぎて浜では泳がなかったのですが、海が最も映える時間。夕方になると地元の子供たちも出て来て、海ではしゃいでいました。沖縄の日暮れは遅いのか、7時半ぐらいまでまだ十分に明るく、水泳などの活動できました。

我々からすると、長江河口のミルクティーのような色の海に見られているので、これほど透き通ったビーチは最高なのですが、でも地元の人からすると20年前を比較して、やはりかなり水質は落ちているらしい。
その証拠に、死んでしまった珊瑚を海の中で多く見かけました。生活排水以外にも、除草剤などが流れ込んでいるのが原因ではないかとも言われています。し尿処理はできても、洗濯の排水などは処理されないでそのまま流されることも多いのだそうです。私もゲストハウスで使うタオル類はなるべく頻繁に交換しないように心がけました。
農業と漁業の共存。
海で生きていく人たちにとっては深刻な問題だと思います。
よく写真集などでも出てくる古宇利大橋にも行きました。古宇利島は小さいですが、ビーチを背景にした景色は最高でした。このあたりは、今帰仁観光の定石ルートなんでしょうね。

そのほか、今帰仁村が一望できる乙羽岳にも行きました。あまり観光客が行かないルートだそうですが、素晴らしい眺めを堪能できました。

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