沖縄今帰仁で食べたアグー豚と山羊について紹介しましたが、豆腐料理も結構印象的でした。中国との深い繋がりを感じないわけにはいきません。
まず一番びっくりしたのは、中国の朝食で日常的によく食べる腐乳が、沖縄で普通に食べられていたこと。「豆腐よう」と呼ばれていました。コウジカビの発酵によるものですが、赤いのは紅麹のため。味はちょっと甘めに感じましたが気のせいでしょうか。

そして、どこのお店でもあるのがジーマミ豆腐。胡麻豆腐よりもさらに粘り気を出した感じです。原材料は落花生なんですね。これにサツマイモの澱粉が入るので、独特の食感がでてくるのでしょう。中国では食べない豆腐ですね。

そして、島豆腐。これは中国にあります。味も食感もまさに老豆腐と一緒で、固めの豆腐です。中国では生でたべることがありませんが、沖縄では冷たい状態で食べました。
その他、豆腐の活用方法は色々。例えば、沖縄そばに豆腐を入れる「ゆし豆腐そば」。

アイゴの稚魚を丸ごと塩漬けにしたスクガラスやカツオの内臓の塩辛であるワタガラスはお酒のおつまみに合いそうですが、お酒が飲めなくても純粋に美味しかったです。とくに本部町はカツオで有名です。しっかりと調べていったのに、カツオを食べるのを忘れてしまいました。次回こそ。

その他、豆腐はいろいろなところで登場します。豚足(テピチイー)や角煮(ラフティー)にもしっかりと豆腐と煮込まれていました。いろいろ勉強になります。

そして、最後におまけで、豆腐とは離れますが、今帰仁の民踊居酒屋「ちゃんぷーるー」で出て来たヒラヤーチーは、沖縄風の記事の薄いお好み焼きでした。簡単な家庭料理だそうです。上海料理にもあって、我が家でも妻が時々作ります。中国語では「面餅」といいます。

ここ「ちゃんぷーる」は沖縄民踊のライブが楽しめますので、ぜひ立ち寄っていただきたいお店の一つです。料理もなかなか郷土色が出ていました。女将がとっても気さくで、色々お話も楽しめます。混むことがあるので、予約していった方が無難です。

【データ】「ちゃんぷーる」
今帰仁村与那嶺555
0980−56−5858
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