2014年10月22日

ラバーダック(巨大アヒル)が上海世紀公園に来ています

  秋の色が色濃くなっている上海。上海浦東の世紀公園でも、木々が色づきはじめています。

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  この季節は大気汚染も心配ですが、まずは気温の変化で風邪引かないように注意が必要です。

 今朝、いつものように公園を走っていたら、公園中心部の鏡天湖の巨大なアヒル「ラバーダック」が浮かんでいました。

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 10月23日〜11月23日までの1ヶ月間、展示されるようです。

 詳しくは世紀公園の公式HPに掲載されています。

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 巨大と言っても、実際にみると本当にでかい!

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 高さ18メートル、長さ25メートル、幅18メートルもあります。重さは約1トン。200枚のラバーやテント生地で形成されています。オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマン氏のアイデアで、世界中を旅していますね。
 
 各地で展示されているのですが、空気が抜けてしまう「事件」が頻発しているので、今回はバックアップ用のアヒルも準備しているそうです。また、観客がイタズラしないように、岸からは30メートル離して設置しているとのこと。

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 同時に、田園エリアでは案山子の展示があったり、色々なイベントも行われるとのこと。大気汚染マシな日には、ぜひ世紀公園を訪れてみてください。都会のオアシスです。


 ただし、期間中はいつも10元の公園入場料が40元になります。年間パスを持っている人は追加料金なしではいれますよ。


東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 09:34| Comment(0) | 上海観光

2014年10月20日

上海崇明島特産の崇明糕

 中医学でも、養生の分野で使う「糕(こう)」について以前、紹介したことがありますが、今回は点心としての糕について。

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 点心として食べられる糕の代表的なものは、やはり重陽の節句で食べられる重陽糕だと思います。重陽の節句は旧暦の9月9日で、2014年は10月2日でした。中国各地でいろいろな風習がありますが、上海エリアでは今でも敬老の意味も込めて、お年寄りに重陽糕をプレゼントします。

 そんななか、数ある「糕」のなかで、私にとって一番馴染み深いのは、やはり崇明島の崇明糕です。

 島へ野菜の買い出しにいったときには、かならずお土産に持って帰ります。特に、市場で作られた出来たてが最高に美味しいです。

 型に詰め込まれ、モクモクの湯気で蒸されて出て来ます。

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 宋代から伝わっているとも言われており、各家庭で様々な工夫があるとか。単なる餅だけでなく、様々な雑穀も混ぜて作り出された味は、甘さもちょうど良く、腹持ちもいいののです。小豆や棗でつくった餡(あん)も使われます。

 崇明島も秋本場。もうすぐ稲刈りですね。

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 私はここの秋の景色が大好きです!折角四季のある街に住んでいるのだから、秋を満喫したいと思っています。

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東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 中国で食べる

2014年10月18日

日本で運転免許証初更新して思ったこと

  私は中国で運転免許を取得して、日本の運転免許に切り替えました。
 詳しいことはこちらに記録しています。

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 あれから3年が過ぎました。


 中国では初回でも6年に1回の運転免許証の更新なのですが、日本では初回は3年後に更新で、しかも2時間の講習付き。さっそく日本まで飛んで受講してきました。

 スーツケースを転がしながら運転免許証センターに来ているのは私ぐらいです(^_^)。

 事務手続きが多いのは、日本も中国もよく似ていると思います。

 以前、上海中医大学を卒業するときも、卒業手続きのために半日かけていろいろな部門を訪れてハンコ押しにまわりましたが、中国では形式的なことに時間を割くことがとっても多い。

 逆に、日本では確かにいろいろと手続きが必要なのだけど、整然とことが運びます。割り込みしないし、窓口で担当者とケンカしなくてもいい。とっても快適です。

 免許証更新のはがき制度も、ゆくゆくは中国も導入する可能性がありそうです。ペーパードライバーが少なくない中国ですし、免許証をクルマのダッシュボードに入れている人も多いので、忘れてしまう人が後を絶たないらしい。それでいて、気づかずに「罰金」となると、「官僚主義」という非難が出ているからです。

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 さて、2時間の初回更新の講習。私はこれはとっても良い制度だと思いました。交通法規の改正点も教えてもらえるし、交通安全に対する知識と心構えも再度確認できました。

 基本的に、中国と日本とでは交通安全に対する認識が違うことがはっきりとわかります。日本では「被害者」の立場にたって交通安全を訴えているケースが多い。事故に遭った家族がビデオに出て来たりする。中国の交通安全啓蒙では、そういうことはあまり言わないですね。むしろ事故にあったクルマを展示したりして、ドライバーそのものへの危険を訴えることが多いように感じます。

 「相手に危険が及ばないようにする」と考える日本と、「自分に危険が及ばないようにする」という中国とでは、交通安全に対しての発想が根本的に違うことに気づきました。だから、中国では横断歩道に人が立っていてもだれも止まりません。

 それと、こうやって免許更新にきた不特定多数の人たちが集まって話をきくけど、この奈良県新ノ口の運転免許証センターでは、とても真面目に聞いていました。

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 中国では難しいでしょうね。
 すぐにスマホでゲームやメールしたり、携帯電話で話をする人も出てくるでしょう。そもそも話をする講師からしてやる気がないことが多い。絶対あの手この手(コネ)をつかってサボる方法を考えるでしょう。

 仮に大事だと分かっていても、日々のルーチンのなかに入ってしまうと、すぐに堕落してしまって、形骸化してしまうのが中国式といって過言ではない。決められたことをきっちりとするということが本当に苦手なのです。特に、上から言われたことを真面目にすることはさらに難しい。

 そういう人たちにどうやって交通ルールを守らせるか。それはもう罰則を強化するしかないのでしょう。中国では「ねずみ取り」はいません。しかし、カメラから自動的にキップが切られ、そこからネットで自分の違反を検索するシステムが充実しています。(上海市の場合はこちらから検索可能。)そして車検の前に、罰金をすべて払ってしまわないと更新できない仕組みになっています。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 上海の運転免許・クルマ・教習所