ただ、日本の場合、今ひとつ指紋読み取りの性能がよくないですね。あと、処理速度も遅い感じがします。両手の人差し指で読み取るのですが、四苦八苦している人を時々みかけますし。今日、iPhoneでの指紋読み取りもかなり敏感です。もう少し工夫して欲しいところですね。

(浦東空港の自動化ゲート)
ところで、中国でも上海浦東空港で自動化ゲートが稼働しています。現在は中国入国の時だけで、出国時はまだありませんが、特に浦東空港での入国時の行列が中国人用・外国人用ともにいつも大変なので、自動化ゲートの登録にチャレンジしてきました。現在は、中国公民と香港・台湾・澳門住民、あと永住権をもっている外国人も利用できることになっています。
自動化ゲートのことを、中国では「自助通道」と呼びます。
日本同様、事前の手続きが必要です。上海浦東空港の場合ですが、一度中国に入国したあと、出入境管理局の公安が詰めている窓口の一番端に、指紋などの手続きをするブースを設置してあり、申請書に名前・住所・身分証明書の番号などを記載して提出し、窓口のお姉さんがデジカメで顔写真を撮り、両方の親指の指紋を登録すれば完了です。(日本では人差し指でしたが、中国では親指でした。)
あまりにもあっさりと登録できたのでちょっとびっくり。
さすが中国と思ったのは、自動化ゲートの数が多いこと。日本では、例えば関空では1レーンしか確保されていませんが、浦東空港の場合だとずらりと並んでいます。2013年頃から取り組んでいたそうですが、最近入国審査待ちの行列の中で自動化ゲートのビデオを流しているので、普及を図るところなのでしょう。
中国の自動化ゲートでは、2段階でゲートが開く仕組みで、まずは日本のパスポートを読み取らせて一つ目のゲートが開き、つぎに親指の指紋を読み取らせて二つ目のゲートが開く仕組み。ただ、今回はまだ使っていないので、次回日本から戻ってきたときに体験してみようと思います。
当たり前ですが、上海で指紋を登録しても、中国の他の空港でも使えます。
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