2014年10月09日

Appleマップでの中国のカーナビと渋滞情報

 発表当初は酷評されていたAppleマップですが、中国では意外と使いやすいのをご存じでしょうか?
 ネット規制の関係で、Appとして導入しているGoogleMapが裏技なしではまともに機能しない(もしくは速度が遅い)中で、iPhoneやiPadに導入されている地図はさっさと繋がるし、しかも日常生活でも意外と便利なのです。

 私自身、上海でクルマを運転してい一番助かっているのが渋滞情報です。上海市もアプリをつかって渋滞情報を出しているのですが、これが結構適当なことがあり実際の交通状況を反映していないことが多いのです。そして、なによりもアクセスが多い時は極端に反応速度が落ちてしまう欠点があります。

その点、Appleマップの渋滞情報は、赤線と黄色線で渋滞状況が区別されていて、しかも地図全体のなかで表示されるのがとても使いやすいのです。これからいくルート上に渋滞があるのかどうかも判断できます。そして、なによりも正確でリアルタイムなのが嬉しい。しかも、事故情報や工事情報もでてくるとなれば、使わない理由はないでしょう。

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 タクシーにのったときも、現在地から目的地までのルート検索させると安心です。当然、街歩きでも使えて、先日出かけた紹興の街歩きでは大活躍しました。

 さらに、カーナビとしても十分に使えます。中国の場合、私の経験ではAppleマップのほうが、Googleマップよりも地図が新しいことが多く、もちろんクルマ備え付けのカーナビの地図よりもずっと新しい。また、ナビはSiriの声でお願いできて、しかも中国にいながら日本語でアプローチも可能。

 もうちょっとしゃべり方を鍛えて欲しいは思いますが、実用面ではまず問題ないレベルになっています。ただ、決定的な欠点として、日本語のSiriは中国語が下手です。もう一度、中国語の四声とピンインぐらいは学習して欲しいと思うぐらい、場合によっては地名がなにを言っているのか分からないこともありました。

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 とはいえ、画面に正確に地図が表示されているので、山の中でも特に困りませんでした。名もない小さなムラでも掲載されていることが多いので、中国の田舎巡りにはとても重宝しました。

 中国では意外とApple信者も多いですし、今後の発展を期待したいと思います。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 上海生活情報