
(タンク君、おはよう!)
朝はいつものようにお粥と漬け物と卵。
実は、私は日本にいるとき、白いお粥が大嫌いでした。小さいころ、お腹をよく壊して、なにも食べられない思いをよくしたからだと思うのですが、最近まで全然食べられなかった。それが中国で暮らすようになって、お粥のバリエーションが増えたのがきっかけです。しかも、中医学の世界ではお粥は養生食として欠かせませんから、今ではすっかり好きになりました。
桐廬に来たときは、必ず馬に乗って帰ることにしています。月に1〜2回ほどしか来ませんが、場数を積むにつれて、少しずつ乗れるようになってきました。娘も一人で乗れています。

鞍から伝わってくる馬の体温と鼓動は、とっても気持ちいいもので、日頃あまり使わない股関節や腰の筋肉、さらにバランス感覚が鍛えられるように思います。

(今日もありがとう!)
2時間馬に乗ったあとは、馬を世話しているおじさんから野菜を分けてもらいました。馬糞を発酵させてつくった肥料を使った野菜や、形は歪でも一度食べたらクセになる味です。まだいくらか地植えの白菜とキャベツが残っていたし、霜をうけた青梗菜もありました。霜をうけた青梗菜は甘みが増すとこちらでは言われています。

クルマのトランクいっぱいの野菜を積み込むと、一路上海へ。
雨が少なくて困っていると昨日は書きましたが、富春江のダムには結構水があり、その水質には定評があります。中国の田舎といえば、水が臭いところが少なくないのですが、ここは水がいい。水道水も臭わないのが特徴です。また、空気も上海〜杭州のPM2.5が200㎍/㎥前後あってもなんとか40〜50㎍/㎥程度に留まっています。山間部に行くと、もっと下がっていることでしょう。
途中、富春江鎮という小さな街の食堂に寄って昼食をとる。

ここで食べた蒸し肉団子が美味しかったです。地元料理らしく、豚肉に大根やタケノコをみじん切りしたものを豆腐にまぜ、小麦粉をまぶして蒸した料理です。中国はさすがに豆腐料理のバリエーションが多いですね。飽きさせません。

(自家製の中華ソーセージ+大蒜の芽)
帰りは高速道路で一直線。上海が中度〜重度の大気汚染で、いっそうのこともう一泊して帰ろうかとも思いましたが、風が強まっているという情報もあり、この日のうちに上海に戻ることにしました。途中、杭州あたりはかなりの大気汚染を実感しましたが、上海に入るに従ってぐんと改善していました。嵐が南下していった感じです。
午後1時半頃に出発したら、上海浦東の自宅についたのが午後5時半頃でした。まっすぐ渋滞にあわなくても、桐廬までは4時間はかかりますね。
今回4日間で走った距離はちょうど700キロでした。
帰宅後はそそくさと年越し蕎麦を準備して、家族で一応日式の大晦日に。今年の年末は日本に戻らなかったので、久しぶりに上海で迎える大晦日、ゆっくりと紅白を楽しみました。
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