2015年01月07日

久しぶりに上海極楽湯を訪れて

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 2013年にOPENした上海の極楽湯は、浦東新区の金橋にあり、我が家から比較的近いので、時間があればちょこっと訪れています。会員カードの割引きがあると、1回128元が98元で入浴できるのですが、それでも今のレートで計算すると2000円近い入浴料になりますね。でも大変賑わっています。

 OPEN2年目ですが、お風呂好き日本人の一人としては大変嬉しい限りです。

 そもそも、中国人(上海人)には、浴槽がない家が多く、浴槽があってもお湯につかることはあまりありません。というか、追い炊きがないので、日本式のお風呂の入り方が不可能に近い。また、伝統的に夏も冬もシャワーで済ませ、あとは足湯(足浴)ということもあります。中国で足湯文化があるのもそういう背景と関係があります。ここ極楽湯にこれば、簡単にお風呂に入れますからね。

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 極楽湯に来る人たちを見ていると、圧倒的に若者が多いです。平日の昼間に仕事はどうしているか?という疑問も湧いてくるのですが、男性も女性も年齢層が若い。中高年も偶に見かけますが、高齢者は皆無に近いですね。このあたりは日本と傾向が違うと思います。あと、上海金橋という地理的条件から、欧米人もよく見かけます。

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(金橋エリアは一戸建て多い)

 それぞれの入浴方法を観察していると面白い。

 まず、タオルで急所を隠して入っていく人は間違いなく日本人。中国人は絶対しません。先日、東京お台場に行ったときもそうでした。

 欧米人の多くは、浴槽に入るとヨガかなにかの瞑想スタイルに入ることが多い。基本的に、東洋文化などに関心がある人が多いのかもです。

 中国人はというと、このあたりは日本と似ていて、数人の集団でやってきて、みんなでワイワイ言いながらお風呂を楽しんでいますね。基本的に、中国人はグループでわーっとやってきますから。

 入浴マナーですが、平日の昼間だったからか、そこそこ守っているように思います。掛かり湯をしている人も多かったですし、ゆっくりですが浸透しているように思います。

 日本では御法度の刺青も、中国では問題になりません。結構、普通の人でも刺青をしているので、日本みたいに刺青禁止の看板も見かけません。逆に、日本では刺青に対して色々な見方があるので、彼らが日本旅行にいって、日本の本物の温泉に入ったときに、入浴拒否されて困るのではないかと心配です。

 とはいえ、みんな楽しんでお風呂に入っているのは結構なことです。「裸のつきあい」がこれからも続きますように。

 しかし、浦東に極楽湯があることはありがたいことです。感謝しないと。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 中国の温泉

2015年01月05日

上海竜華寺の素麺とボランティアの活躍

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 すごい霧でした。この冬一番ではないでしょうか。

 天気予報でも、いきなり最高気温が20℃近くまであがるという予報だったのですが、こういうときの上海はキリが出やすいです。案の定、航空機など空のダイヤの乱れが深刻だったようです。

 ちなみに、PM2.5は上海にしてはまだマシで60㎍/㎥前後。まずまずだったので1月5日にして初詣を決行しました。その前に、久しぶりの洗車。まとまった雨は降っていないのに、砂埃でドロドロになりやすいんです。機械洗車+人による車内清掃という組み合わせが上海では普通です。価格は20元(400円)ぐらいです。

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 我が家ではいつも上海での初詣は竜華寺です。三国志の呉の時代の孫権が、母親のために建てたお寺で、上海中医薬大学附属竜華病院にいたころはこの近くに住んでいたこともあり、そのころから毎年お参りしています。この時期、拝観料が無料なのも嬉しいです。

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 上海人の間では、あまり元旦初詣の週間はありませんが、仏教を信仰している人を中心に、竜華寺に人気があるのは確かです。平日の昼間とはいえ、結構なかずの参拝客が来ていました。お参りに仕方にもいろいろ流儀がありますが、ひとつひとつのお堂を丁寧にお参りしている人が多いです。

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 煙がもうもうの境内に、さらにお線香はちょっと気が引けたので、献花することにしました。お線香と一緒に売られていました。

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 お参りのあとは、竜華寺の名物でもある素麺をいただく。肉を使わない精進麺ですが、ここのお寺の伝統の一つです。以前はお堂の食堂でいただいていたのですが、今回はレストランができていました。

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 お店で、オレンジ色のベストをきて動いている人たちは「義工」といって、ボランティアです。キリスト教の教会でもそうですが、中国でも信仰している人たちを中心としたボランティアが、こうした施設運営に協力していることが多いです。また、そうした人たちとのふれあいを楽しみにしている参拝者もいます。商売っ気があまりないからこそ、気分を新たにしてまた頑張ろうという気になるのだそうです。

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 参拝のあとは、久しぶりに徐匯区濱江地区を散歩してみました。黄浦江のそばにある竜華寺エリアは、虹橋空港よりもさらに古い旧竜華空港があり、以前は使われなくなった滑走路もあったのですが、今はもうありません。そのかわり、ウオーターフロントとして整備されていて、ロッククライミングやスケートボードの練習場もあったりと市民の憩いの場所になっています。寺周辺も再開発中でした。ちょうど上海万博会場の対岸に位置します。

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 暫く歩いて行くと、廃線跡になり、その先には蒸気機関車が静態保存されています。じつはここに上海南駅があったんですね。2006年に今の南駅ができてから、名前は南浦駅に変わりましたが、黄浦江からの物流の拠点として、ここから瀘杭、瀘寧各線に貨物列車が運行されていました。ちょうど万博が開催された2010年頃から建設8145気機関車が保存されているというわけです。ちなみに、この蒸気機関車もかつては上海−杭州を走っていたもので、大陸的でとてもパワフルな印象です。

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 黄浦江は、船の往来がとても忙しい川です。沿岸に坐っていて、船の往来を眺めているだけでもぜんぜん飽きません。時折、びっくりするような大きな貨物船が通過していくこともあります。とにかく、中国は大きくてダイナミックです。

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posted by 藤田 康介 at 00:00| Comment(0) | 上海観光

2015年01月02日

今日から稼働

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 2015年は1月2日から診察スタートしました。休んでいると動きたくなって仕方がありません。
 
 連休中とあって、今日はそれほど忙しくはなかったのですが、以前不妊治療で来られていた男性の患者さんが久しぶりに来られ、無事妊娠して、今年2月には出産予定という話を教えて下さいました。新年早々嬉しいお知らせです。

 診察後はあまりにもお腹がすいたので近くの拉麺屋へ直行。

 中国では一般の麺店と拉麺(らーめん)店とは厳密に区別されていて、今日は拉麺店です。片麺という板状の麺を注文しました。野菜たっぷりでかつトマトベース。この味はいつ行ってもたまりません。

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 昨年の12月31日は、久しぶりに最初から最後まで紅白歌合戦をじっくりと見ていたのですが、娘にとっては多少刺激が強すぎたらしく、細長い水筒をマイクに、ベッドを舞台に歌っていました。さらに、衣装が気になったようで、さっそく絵にしていました。

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 今日も一日中この話で持ちきりでした。基本的に踊ることが好きなようです。(^_^)

 ちなみに今年はまだ竜華寺に初詣に行っていません。私は毎年、家族で竜華寺に行って素麺をいただくことにしているのですが、昨日のようなこともあるし、もう少し人混みが落ち着いたら動こうと思っています。上海生活では、どんなときでも如何に混雑を避けるかが大切です。

 いまのところ、1月1日、2日と朝の世紀公園での運動は続けられています。大気汚染が悪くなければ大丈夫なのですが、落ち着いていますね。初日の出もお見事でした。しかしとても冷え込んでいて、氷がはっていました。

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 さて、私が書いている2つのブログの更新状況は、細水長流から確認できるようにしました。今年は毎日どれかは更新して発信していこうと思っています。

 ということで、本年もよろしくお願いします。

東和クリニック・中医科での担当スケジュール
posted by 藤田 康介 at 23:20| Comment(0) | ここは上海なり